アメリカ高官が断言「ベトナムは地域で出色のパートナー」
2017年11月06日付 VietnamPlus 紙
ダナン市の道路上に掲げられたAPEC 2017首脳会議ウィークを祝うポスター
ドナルド・トランプ米大統領がベトナムを正式訪問し、ダナンでのアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に参加するほんの数日前に、米国政府高官は「ベトナムは[アジア・太平洋]地域で出色のパートナーである」と断言した。
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は11月5日、ドナルド・トランプ大統領の訪越を報道する際に、上記の高官の言葉を引用し、ベトナムは地域で出色のパートナーであると強調し、地域の成長を促進するための二国間および地域での協働方式を米国が意見交換し模索する多くのチャンスがあるとした。
ダナンでのAPEC首脳会議に参加後の11月11日、ドナルド・トランプ大統領はハノイを訪れ、ベトナムを公式訪問し、ベトナムの指導者たちとの会合をもつことになっている。
同高官は、2017年5月のホワイトハウスへのグエン・スアン・フック首相の公式訪問に続く米大統領のベトナム指導者たちとの会合は、アメリカがベトナムとのパートナーシップに期待している重要性を示している、と述べた。
APECに関して、同高官は「APECは地域で一番の経済議論の場であり、アジア・太平洋地域の自由と拡大の促進を助長するものである。トランプ大統領はこの議題を支持している」と明言した。
同高官によると、これはドナルド・トランプ大統領にとって米国の優先事項に言及する機会である。例えば、各国は平等で公平な貿易政策を達成し、地域の経済促進の主な動力であるデジタル貿易を保証し、透明性の強化と汚職の削減を含む、公平な競争環境を作り出すための機構改革を議論し、そしてアメリカの経済にとって元々優先事項でありGDPの70%以上に貢献しているサービス業の競争[環境]を改善する必要があるということである。
ホワイトハウスからの報告によると、米国トランプ大統領は11月10日にAPEC首脳会議に参加するためにダナンに向かう。会議で「自由で開放的なインド洋・太平洋地域に関するアメリカの視野と、アメリカの繁栄と安全の促進における地域の重要な役割の強調」を演説する予定である。
同高官は以下のように述べた。ドナルド・トランプ大統領がAPECに参加することは、法律や、市場原理での公平さと強固さに依拠した国際経済システムに関するアメリカの約束を強化するであろう。
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( 翻訳者:海野靖恵、西村一葉 )
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