ナーガ地域のケシ栽培根絶、啓蒙活動が必要(2017年11月27日 9)
2017年11月27日付 The Voice 紙
カレー, 11月26日
ナーガ自治地域のラヘーとナンユン郡に住むナーガ民族の人々が、黒ケシを伝統薬の使用目的で栽培しているので、ケシ栽培の根絶と代替穀物栽培法の啓蒙活動が必要な旨、ラヘー郡選出の国民代表院議員のウー・テッナウンが述べた。
ナーガ地域に暮らす大人から子どもまでの多くの人々が、黒ケシを伝統薬として使用して麻薬中毒になっていること、地元の住民には他の収入源がないこと、ケシを伝統薬として使用する目的で栽培していること、ケシ栽培の根絶については、政府組織がナーガ地域の農業を改善させることによって何らかの方法で減らしていくことが出来ることなどを、同氏が指摘した。
政府の農業政策にしたがって、地域のなかで自給できるように農業を改善し、森林破壊を減らすために、社会組織と協力して解決を模索するような、農民を中心に据えた計画を実行する必要があるので、「農民青空学校プログラム」(farmer’s field school programme)として特別に計画して、実現に向けて取り組んでもらいたいと同氏が述べた。
「麻薬に関して、予防策として講演することもある。警察と協力して逮捕もしている。私達の地方では、金儲けではなく消費目的で人々がケシを栽培しているので、代わりの穀物を栽培する準備をしている」とナーガ自治地域指導組織の委員長ウー・ケーサインが述べた。
パンサウンとナンユン郡では、町から遠く離れた村落で最も多くケシを栽培していること、病院や診療所から離れているため、黒ケシを病気による苦痛がある時に使用するため栽培していることを、パンサウン市のナーガ伝統文学・文化委員会の委員長ウー・シャンルッが述べた。
「栽培をするにはするが、金儲けではない。パンサウン、ナンユン、ドンヒーなどの郡では、ほぼすべての村でケシの中毒者が非常に多くなっており、村まるごとがケシ中毒になっているようなところもある。市内の地区でもあまり珍しくはない」とナンユン市とラヘー市の間に位置するドンヒー市で暮らすウー・ロートゥーが述べた。
( 翻訳者:倉橋美希 )
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