日本の埼玉県、ホーチミン市に代表事務所開設を望む
2017年10月31日付 VietnamPlus 紙
上田清司埼玉県知事に応対するグエン・ティエン・ニャン・ホーチミン市共産党委員会書記
グエン・ティエン・ニャン・ホーチミン市共産党委員会書記は10月31日夜、ホーチミン市を訪問中の日本の上田清司埼玉県知事および埼玉県の企業家代表団と会談した。
ニャン党委書記は、日本はベトナムおよびホーチミン市の戦略的パートナーであることを確認し、ホーチミン市に埼玉県の代表事務所を開設するとの考えをホーチミン市としても支持すると強調した。そして、両地方間の連携の効果を高め、双方に利益をもたらすことに貢献するものになると確認した。
ホーチミン市は常に人材養成の問題、特にハイテク分野の人材養成に関心を寄せており、埼玉県内の各企業のニーズに合わせ、機械、オートメーション、看護の各分野に資する人材養成の推進策を埼玉県とともに協力して検討したいと確認した。
ニャン党委書記は、両地方の協力の成功への確信を表明するとともに、埼玉県との人材開発協力の成功は日本の各企業のニーズに応えるだけでなく、将来のホーチミン市の建設・発展における労働の質の向上というニーズの解決にも貢献するものになると述べた。
上田知事は、ホーチミン市指導部の応接に感謝するとともに、埼玉県および県内の企業は、両地方の企業と市民の共通の利益のため、経済的な潜在力があり、日本の多くの企業グループや大手企業が代表事務所を置く、ホーチミン市との協力を特に推進していきたいと確認した。
上田知事は、両地方の協力関係発展の方向性を共有した上で、将来的に、埼玉県とホーチミン市の地方政府および各企業間の連携、協力の諸活動を適時に、そして、効果的にサポートできるよう、ホーチミン市での埼玉県の代表事務所開設に条件を整えてほしいと希望した。
上田知事は、ホーチミン市の発展の潜在力を高く評価するとともに、ホーチミン市の指導部に対し、埼玉県の企業によるホーチミン市との連携、協力の諸活動をサポートしてくれるよう要請し、特に、研修生として日本に行くホーチミン市の労働者の選抜や日本で学ぶベトナム人留学生の埼玉県の企業への就職といった人材養成分野での支援を求めた。
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( 翻訳者:山下萌佳、山森美香 )
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