日本企業、ベトナムの幼児教育市場に関心
2017年12月04日付 VietnamPlus 紙
日本で幼児教育分野において活動している企業であるキッズコーポレーションは、フランチャイズという形でベトナム市場への進出を計画している。
キッズコーポレーションのねらいは、自分の子供に現代の日本式教育を受けさせたいと考える一部の高所得ベトナム人に向かっている。
『日本経済新聞』によると、2018年内に幼稚園を一校開設するため、経営の秘訣、管理方法、幼児教育方法をベトナムのある企業に提供する形でのフランチャイズを行う予定だ。
ベトナム側のパートナーは不動産・自動車輸入業界で活動している企業で、一度も教育市場に参入したことはない。
予定では、両社は2017年内に正式契約し、幼稚園建設の各種手続きを行い2018年7月からの開園を目指す。
最初の幼稚園はハノイ中心部のある高級居住区に建設予定で、1〜5歳の幼児100人を受け入れる。初めは、キッズコーポレーションの専門家3人が来越し幼児教育を指導する。ここでの幼児教育は「自主教育」方法に沿って行われる。これは子供たちが主体となり、自分の好きな遊びに自主的に参加するという方法だ。管理方法は日本式モデルを採用するが、ベトナムの文化や現実の条件に適合するよう調整される。
キッズコーポレーションの考えによると、ベトナムでの幼稚園の学費は平均約200万ベトナムドンだ。
ベトナム経済が急成長している中で、一部の高所得の保護者は一般の幼稚園の質や教育方法に満足しておらず、自分たちの子供がより現代的な教育を受けられることを望んでいる。この層はまさにキッズコーポレーションが狙っている対象であり、それにより同企業はこの先数年ポテンシャルがあるベトナム市場における幼児教育ビジネスの基盤を広めていく計画だ。
キッズコーポレーションは日本で病院内や企業内に保育施設を設営することを専門とする大企業である。現在このグループは日本全国に120施設を有する。
2018年内に、キッズコーポレーションは保育施設数を150に増やし、同時にアジア市場を開拓することを目標に設定しており、その中でもベトナムはこの企業にとって大きく収益を出すことが期待できる目的地となっている。
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( 翻訳者:嘉田浩 )
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