FTAは韓国とベトナムの両国に実質的な利益をもたらしている
2017年12月19日付 VietnamPlus 紙
輸出用農産物加工
韓国・ベトナム間の貿易額は、2年前に両国が自由貿易協定(FTA)に調印・発効して以来、急激に上昇している。
12月19日、韓国産業通商資源部によると2015年12月にFTAが発効されてから二国間の貿易取引額は3年連続で絶え間なく上昇しており、これに伴いベトナムは韓国の第4位の貿易相手国となったと明らかにした。
今年1月から先月11月までの段階で、両国の貿易額は前年同期比43%増の588億米ドルに達した。
またこの段階で、韓国の対ベトナム輸出額は前年同期比48.8%増で437億米ドルに達した。品目は主に、半導体機器、液晶パネル、無線通信機器、電子部品である。
この結果に伴い、韓国製品は中国に次いでベトナム市場の22.3%を占めた。一方で、ベトナムからの輸入額は29.2%増の148億米ドルであり、その大半は無線通信機器や縫製品といった品目や、日用品である。
韓国産業通商資源部によると、今年上半期のみで各韓国企業はベトナムに545億米ドルの投資をしており、これはベトナムへの最大の直接投資(FDI)となった。
現在、5000社以上の韓国企業がベトナムで活動しており、そのなかにはサムソングループやLGグループ、斗山建設&エンジニアリングのような大企業グループも含まれる。
これらの企業は、ベトナム経済の急激な発展を背景とした中間層の顧客増大による利益を見込んで、ベトナムを投資重点国に選んでいる。
[訳注:2017年12月28日付け『日本経済新聞』の記事によれば、2017年のベトナムへの直接投資は国別では日本が4年ぶりに首位となった]
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( 翻訳者:海野靖恵 )
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