在ハノイ・カンボジア王国大使館は12月11日夜、カンボジア王国建国64周年（1953年11月９日―2017年11月９日）、そして、ベトナムとカンボジアの外交関係樹立50周年（1967年６月24日―2017年６月24日）を記念するレセプションを盛大に開催した。
　レセプションには、ベトナム側から、ファム・ビン・ミン党政治局員・副首相・外相・2017年ベトナム－カンボジア友好年国家指導委員会委員長を初め、同委員会のメンバー、関係省庁、委員会、部門の代表らが出席した。
　カンボジア側からは、プラク・グオン・ホン・カンボジア王国ベトナム駐箚特命全権大使を初め、大使館の幹部、職員らが出席した。
　ベトナムの党、国家、人民を代表して、ファム・ビン・ミン副首相・外相は、カンボジア人民が独立を勝ち取った日から64年間に成し遂げた成果を祝うとともに、カンボジア人民が今後も引き続きより大きな成果を達成するよう祝した。
　ファム・ビン・ミン副首相・外相は、「ベトナムとカンボジアは親しい隣国であり、ともに清らかなメコン川の水を飲み、長きにわたる伝統的な団結と友好の関係を有している。この関係は、両国の幾世代にもわたる指導者と人民がその汗と骨と血で踏み固めてきたものだ」と強調した。
　両国関係は、歴史の浮き沈みを経つつ、形成され、止むことなく発展し続けてきた。それは、伝統的な善隣友好関係から、民族解放闘争を通じ、お互いにきつく結びついた友好と団結の関係となった。
　両国の団結と相互支援の心は、両国の軍隊と人民がともに手を取り合って、民族虐殺体制（ポル・ポト体制）を打倒し、カンボジアの再生と国の再建に共に取り組んだ際に、より顕著に体現された。
　両国人民は、多くの困難や試練を乗り越え、民族独立のため、自由で幸福に生活できる権利のため、そして、繁栄した祖国の建設のために、常にお互いに最大で貴重な支援を行ってきた。それはまさに、今日、そして、将来の世代が守り、強固にしていかなければならない、両民族の貴重な財産である。
　ファム・ビン・ミン副首相・外相は、ベトナム－カンボジア友好年の関連行事を真に意味がありそして効果的な形で開催した両国の関係省庁、委員会、部門の努力を高く評価するとともに、幅広い人民、特に若い世代に両民族の伝統と友好の関係を理解してもらうための教育にも貢献したと高く評価した。
　カンボジアのプラク・グオン・ホン大使はスピーチを行い、カンボジア人民の偉大な英雄ノロドム・シハヌーク故国王の卓越した指導の下で独立を勝ち取った64年前の思い出を語った。
　プラク・グオン・ホン大使は、ベトナムとカンボジアの２カ国は、国境線だけでなく、両国人民に豊富な天然資源をもたらすメコン川の流れを共有し、また、苦しく困難な局面を共に手を携えて乗り越えてきた共通の歴史により、お互いに強く結ばれてきたと強調した。
　この50年間、両国関係は「良き隣人、伝統的友好、全面的協力、いつまでもゆるぎない関係」の方針により、極めて強固に発展してきた。
　プラク・グオン・ホン大使は、両国関係は多くの面で良好に発展していて、両国人民に着実な利益をもたらしていると強調した。
　両国は、ハイレベルの代表団の交流を恒常的に行い、貿易と投資は順調に進展している。2017年の年初7か月間の両国の貿易額は22億4600万ドルで、2020年には50億ドルに達するよう希望している。ベトナムのカンボジアに対する投資はこれまでに8100万ドルに達している。
　記念式典に際し、プラク・グオン・ホン大使は、カンボジア人民は、ベトナムの指導者と人民によるカンボジアに対する過去、そして、現在の支援、特に1979年に民族虐殺体制からカンボジアを解放してくれたことを常に忘れることなく、恩に感じていると確認した。

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（ 翻訳者:山下萌佳 ）
（ 記事ID:4122 )