ベトナムと日本の企業、和牛の飼育で協力
2017年12月17日付 VietnamPlus 紙
日本の手順と技術に沿って和牛を飼育する。(写真:ブイ・ザン/ベトナム通信社)
日本の手順と技術に沿って和牛を飼育する。(写真:ブイ・ザン/ベトナム通信社)

 12月17日、ロンアン省のドゥックフエ県において、フイロンアン有限責任会社と澤井牧場会社(日本)は日本の手順とテクノロジーに従った和牛の飼育の協力に関する文書に調印をした。ベトナムと日本の企業が協力してこの牛の種を飼育するのは、今回が初めてである。
 この和牛の飼育では、フイロンアン有限責任会社の各農場において、種の選定から、餌の栄養、ケア体制、屠殺する時までの各作業が、綿密な手順に従って実施される。日本から来た各専門家が、[ロンアン省の]各農場を、飼育の手順を細かく指導し監視するために高い頻度で訪れ、日本の厳しい基準を牛肉の品質が満たしていることを保証する。
 牛肉各種は、その一部が国内市場で消費されるほか、各流通パートナーを通じて日本へと輸出もされる。
 フイロンアン有限責任会社の社長であるヴォ・クアン・フィー氏は、同時に約3万頭の牛を収容する規模という、全国で一番大きい閉鎖型牛舎システムの1つを現在会社は所有している、と述べた。
 計算では、もし厳格に飼育手順を適用したら、すべての和牛の牛舎から出荷される時の価格が、一頭およそ4万USDに達する可能性がある。脂身の比率が合理的で栄養価が高い、消費者の健康にとって良い牛肉各種を市場に供給できる。
 ロンアン省農村農業開発局のレ・ヴァン・ホアン局長は、調印式で、以下のように述べた。「ロンアン省は、ハイテク応用農業開発事業を実施中で、その中にハイテクによる肉牛飼育という内容が含まれている。[今回の]2企業間の協力は、大規模酪農を新たに前進させ、この事業の効果発揮に貢献するだろう」。

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( 翻訳者:山下萌佳 )
( 記事ID:4126 )