スカルノ・ハッタ国際空港へ向かう3種の交通機関、あなたはどれを選ぶ?
2017年12月29日付 Kompas 紙
ダムリのバス(撮影: M. Luthfi Makki/KONTAN)
ダムリのバス(撮影: M. Luthfi Makki/KONTAN)

ジャカルタ、Kompas.com配信―

スカルノ・ハッタ国際空港に向かう旅行者にとって、公共交通機関は重要な移動手段だ。毎日、スカルノ・ハッタ国際空港を利用する旅客数は15万人にのぼる。

その多くが観光客であること、またスカルノ・ハッタ国際空港は特にジャカルタから遠方に位置していることから、公共交通機関が頼みの綱となっている。
幸いにも、今年スカルノ・ハッタ国際空港発着の公共交通機関の選択肢は増えつつある。

次の3つの公共交通機関はジャカルタ及び近郊からスカルノ・ハッタ国際空港への往復ルートを持っている。

1.ダムリバス  Damri (Jawatan Angkutan Motor Republik Indonesia)
特にブカシやデポックのようなジャカルタ周辺市民にとって公共交通機関の象徴となっている。スカルノ・ハッタ国際空港へのルートをもつダムリ社はターミナルや大きな駅に案内所を設けている。例えば、ラワマングン・ターミナル、ブロックM・ターミナル、カンプン・ランブータン・ターミナル、パサール・ミング・ターミナル、タンジュン・プリオク・ターミナル、ガンビル駅などだ。

【写真1】
ブディ・カルヤ・スマディ運輸大臣は去る5月30日、スカルノ・ハッタ国際空港、タンゲラン、バンテンにおいてジャカルタエアポートコネクション(JA Connexion)というバスを試運転する準備を進めた。JA Connexionは、スカルノ・ハッタ国際空港とジャボタベック地域にある幾つかのホテルやモールの往復ルートを提供する予定の公共交通機関である。

ダムリバスはリッポカラワチ、カラワン、ブカシ、ボゴール、プルワカルタ、そしてスルン始発の路線を提供している。一般的に、スカルノ・ハッタ国際空港へのダムリバスにはエアコン、TV、Wi-fi、トイレが備わっている。ダムリバスのスカルノ・ハッタ国際空港路線の運賃は、片道1人あたり4万ルピアから6万5千ルピアだ。

スカルノ・ハッタ国際空港を経由するダムリバスの時刻表は以下のURLから閲覧可能だ。
http://bandarasoekarnohatta.com/rute-dan-jadwal-keberangkatan-damri-dari-dan-ke-bandara-soekarno-hatta.info


2.ジャカルタ乗客輸送(PPD)公社 JA Connexionバス

ジャカルタ乗客輸送公社は2017年5月、JA Connexionと名付けた空港路線バスの運行を開始した。このバスは観光客にとって新しい風となった。JA Connexionの案内所の多くがホテルやモール内にあるからだ。現在JA Connexionは、クパラ・ガディン・モール、タマン・アングレック・モール、クニガンのチプトラ・ワールド1、スナヤン・プラザ、ポンドック・インダ・モール、そしてタマン・ミニ・スクエアからスカルノ・ハッタ国際空港の路線を展開している。

JA Connexionのバスは一般的にエアコンとWi-fiを完備している。1人当たりの運賃は初乗り割引を使用した場合は2万5千ルピア、二度目以降は距離に応じて3万ルピアか3万5千ルピアとなる。

JAConnexionバスの時刻表はジャカルタ乗客輸送公社の公式インスタグラムアカウントから直ぐに閲覧できる。

【写真2】
去る12月26日、ジャカルタの新スディルマン駅におけるスカルノ・ハッタ国際空港列車試験運転初日の、市民が熱中している様子。スカルノ・ハッタ国際空港列車の試験運転は2018年1月2日の開通式典まで行われる。インドネシア鉄道会社(PT KAI)は試験運転期間中のチケット料金を3万ルピアに定めた。


3.空港列車

2017年末、スカルノ・ハッタ国際空港に向かう空港列車が遂に試験運転された。空港列車はマンガライ駅、新スディルマン駅(BNIシティ)、バトゥ・チュプル駅、スカルノ・ハッタ国際空港駅(スカルノ・ハッタ国際空港)に停車する計画だ。しかしながら、当面空港列車は新スディルマン駅、バトゥ・チュプル駅、そしてスカルノ・ハッタ国際空港からのみ利用できる。

空港列車に用意されている設備は、エアコン、USBのチャージポート、TV、トイレ、そしてWi-fiだ。

現在空港列車の運賃はプロモーション期間中のため3万ルピアだ。2018年1月2日の式典後以降では、乗客は普通運賃の7万ルピアを支払う必要がある。新スディルマン駅へのアクセスのため、現在政府はトランスジャカルタの路線1と路線9からの乗客輸送手段として、15台のトランスジャカルタのバスを運行している。

【写真3】
去る12月26日、ジャカルタの新スディルマン駅からスカルノ・ハッタ国際空港を走行中の空港列車車両内の雰囲気。スカルノ・ハッタ国際空港列車の試験運転は2018年1月2日の開通式典まで行われる。インドネシア鉄道会社は試験運転期間中のチケット料金を3万ルピアに定めた。

空港列車のチケットは自動券売機で購入できる。この自動券売機はデビッドカードやクレジットカードを使った現金以外の取引のみを提供する。その他に、チケットはスマートフォンやタブレット端末のPlayストアやAppストアにあるRailinkのアプリケーションを通じて、または、https://reservation.railink.co.idからオンライン購入が可能だ。
オンライン購入はインターネットバンキングとDoku Wallet支払いのサービスを提供している。

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( 翻訳者:齋藤萌、藤浦爽 )
( 記事ID:4140 )