12月22日 夜、ハノイにおいて、越韓友好協会（ベトナム友好組織連合会）は、在越韓国大使館と連携して、越韓外交関係樹立25周年（1992年12月22日〜2017年12月22日）を記念する、親善交流会を執り行った。
　交流会における祝辞において、越韓友好議員連盟の会長である、チャン・ヴァン・トゥイ氏は越韓外交関係樹立25周年を記念するこの式典に参加できることに喜びの意を表した。
　チャン・ヴァイ・トゥイ会長は、正式な外交関係が樹立されてから今日に至るまで、とりわけ2009年に両国間で戦略的協力パートナーシップ関係が設立されて以降、両国間の諸分野におけるすべての協力関係は極めて良好な道を進んできた、と論じた。
　この堅固な基盤の上で、これまでの25年間の二国間関係の強力で急速な発展に続いて、今後も、越韓における友好関係、協力関係は持続し、力強く発展し、そしてさらに深まって行き、実質的な利益をもたらすとともに、各国の繁栄・発展に寄与し、アジア地域、ひいては世界における平和、安定、協力、そして発展に積極的に貢献するだろう。
　チャン・ヴァイ・トゥイ氏は以下のように強調した。「両国の国家関係と共に国民間関係も歩み、重要な貢献をしてきました。両国間の外交関係の発展の歴史に少なからぬ貢献をしてきました。ベトナムの国家及び党の指導者たちは、両国の国民の親近感を日増しに高め、互いの歴史と文化・伝統に関する更なる深い理解が得られるよう、貢献することにおいて、両国国民の各友好団体の活動に常に高い評価を与えています」。
　両国の国民の各友好組織が引き続き多様で豊富で実質的な交流活動を引き続き多数行い、両国民間の友情と協力の強化に貢献することを提案し、チャン・ヴァン・トゥイ氏は、越韓全般、更に越韓友好協会と韓越友好協会の間の友好協力関係が日増しに強固になり発展していくと信じていることを表明した。
　交流会で、リー・ヒョク［駐越韓国］大使は過去25年間において、越韓関係は幾多もの驚異的な発展の局面を経てきたと述べた。
　これまでで、韓国は、ベトナムに対する投資総額が600億米ドル近い、最大の投資額の外国投資家となった。ベトナムは韓国にとって４番目に大きい貿易相手国である。両国間の年間貿易額は、2016年に451億米ドルとなった。
　観光分野では、2016年、両国の175万人近くの国民が相互に訪れている。ベトナムは、東南アジア地域で、韓国人が訪れる人数が最多の国である。ベトナムから韓国を訪れる観光客や留学生もまた、その数が日に日に増してきている。
　リー・ヒョク大使は、「多くの領域において越韓協力関係はさらに拡大し得る。これまで、貿易・投資は、多大な成果を出した領域だが、まだ潜在力を開拓する余地がある。今後も両国はこの領域での協力に継続して傾注していく必要がある。
　その他、文化の類似性は、両国がさらなる協力を集中的に行うための基盤となり、そこから、両国国民の協力や親善交流の促進に貢献するだろう」と述べた。
　ベトナム商工会議所会頭で越韓友好協会会長のブー・ティエン・ロック氏によると、国家間外交と同じように、国民の対外活動も越韓関係発展に積極的に寄与したという。
　広い範囲で行う多様で豊富な活動により、両国国民の間の友好関係発展において中心となる力と信頼がある組織である、越韓友好協会、韓越友好協会、ベトナムを愛する韓国人の会、韓国在住の李氏一族の会などといった両国の典型的な国民友好団体は、これまでも、そして現在も自らの活動を停滞なく促進しており、両国間の友好協力関係の構築と発展に貢献している。
　これまで、越韓の友情を育てていくための道程において常に歩みを一にしてくれたことに感謝の意を示し、越韓友好協会のブー・ティエン・ロック会長は 「今後も越韓の友情が継続し、花が咲き実を結ぶことを希望する」とした。


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（ 翻訳者:安部勇輝 ）
（ 記事ID:4141 )