ベトナムは日本が引き続き大規模インフラプロジェクトを展開することを望む
2018年01月16日付 VietnamPlus 紙
安永竜夫・三井物産代表取締役社長と会談するチン・ディン・ズン副首相(右)
1月16日の午後、政府庁舎において、チン・ディン・ズン副首相は、ベトナム訪問中の三井グループ(日本)[訳注:三井物産]代表取締役社長の安永竜夫氏を迎えた。
この訪越で、三井グループ代表取締役社長の安永竜夫氏はベトナムのパートナー会社と会合を行った。その中にはベトナム国営石油ガスグループ(ペトロベトナム)との石油ガス分野での協力、特に液化天然ガス(LNG)分野での協力であるB鉱区ガスバリューチェーンプロジェクトが含まれる。
ズン副首相は、現在越日間の広範な戦略的パートナーシップ関係は良い方向に発展し、両国の首脳の政治的信頼を表しており、経済、貿易、投資分野の効果的で実質的な企業間の様々な協力関係に具現化している、と述べた。これまで、日本の対ベトナム投資は両国に良い効果をもたらしてきた。
ズン副首相は、三井グループのB鉱区ガスバリューチェーンプロジェクト展開におけるパートナーとの協力と努力を高く評価した。同時に、このガスバリューチェーンプロジェクトはベトナムのエネルギーの安全保障に重要な役割を担っているとした。
チン・ディン・ズン副首相は、工業化、現代化を推進する中で、ベトナムはインフラ整備、特に経済を支えるために交通インフラ、エネルギーインフラへの需要が大きい。そのため、副首相は三井グループに対し、ベトナムでの展開協力のため、能力と経験を用いて、引き続き大規模インフラプロジェクトの研究、模索を行うよう要請した。
会合でのスピーチで、三井グループ代表取締役社長の安永竜夫氏は、B鉱区ガスバリューチェーンプロジェクトは三井グループの重要な共同事業の一つであり、そのため、三井グループは早期展開と効果保証のためペトロベトナムやその他パートナー会社としっかり最大限に協力していく、と述べた。
安永竜夫氏によると、日越間の広範な戦略的パートナーシップ関係のもとで、企業は協力展開のため両国の政府や各省庁から多くの支援を受けている。現在、三井グループは交通インフラ、エネルギーインフラ、医療インフラ開発プロジェクトに大いに注目している。
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( 翻訳者:嘉田浩 )
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