韓国のベトナムへの輸出が急増し、500億ドル近くに達する
2018年01月18日付 VietnamPlus 紙
首都ソウルにある製品展示ショップでのサムスン電子製品を見る顧客
2017年、ベトナム市場に流入する韓国の輸出品は急増し、アジア第4位の経済大国である韓国の対ベトナム貿易黒字は対アメリカ黒字を越えた。
1月18日に発表された韓国貿易協会(KITA)の統計によると、2017年の韓国のベトナムへの輸出品の総額は480億ドルに達し、これは韓国の輸出品全体の8%以上を占める。
KITAの評価によると、これは、2014年にベトナムへの輸出品の占める割合がわずか4%ほどであったとことと比較すると、印象的な数字だという。
2009年に韓国の対ベトナム輸出総額が70億ドル以上に達し、ベトナムは初めて韓国の10大輸出市場の一つとなった。2015年までには、ベトナムは日本を抜き、韓国の最大の輸出市場リストで第3位となった。
韓国の対ベトナム貿易黒字はここ数年増加を続けており、2012年に100億ドル、2016年に200億ドル、2017年には310億ドル以上にまで増加した。
一方、韓国の対アメリカ輸出総額は2014年に700億ドル以上に達しピークを迎えたが、それ以降は徐々に減少している。2017年の韓国の対アメリカ貿易黒字は約180億ドルだった。
アナリストらは、これは、2015年12月に発効した両国の二国間貿易協力合意の結果であり、また、SamsungやLGなどの韓国の大企業がベトナムの消費者の信頼を得たことによるものだと分析している。
韓国のベトナムへの主な輸出品は、半導体、フラット・パネル・ディスプレイ、センサー、そして、各種移動通信機器等となっている。
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( 翻訳者:菊地紗希 )
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