スアンバック村の老人達の好むスポーツ:ゲートボール
2018年01月30日付 VietnamPlus 紙
クアンティエン社・文化会館の300㎡の運動場でゲートボールをするハノイ市ソックソン県スアンバック村の老人達
クアンティエン社・文化会館の300㎡の運動場でゲートボールをするハノイ市ソックソン県スアンバック村の老人達

 クロッケー(ゲートボール)は上流界向けのスポーツであり、フランスで13世紀に誕生した。その後次第にヨーロッパの国々で盛んになった。現在ではそれがなんと、ハノイ市ソックソン県クアンティエン社スアンバック村の老人達の主なスポーツとなっている。
 1996年、ハノイ市ソックソン県人民委員会は、健康増進のために県内の老人達がちょっとした運動場をもてるよう援助するスポーツとしてゲートボールを選択した。
 その時、県内の各村はソックソン県体育スポーツセンターでの無料のゲートボール講習に一名を参加させることになっていた。その時にスアンバック村の老人会主席であったグエン・ヴァン・フアン氏はそれに選ばれ、1か月に及ぶ講習会に参加した。
 フアン氏によれば、講習会の後、彼は村に帰って人々にゲートボールをするよう働きかけたが、ゲートボールがかなり目新しかったため、プレーする人の数はきわめて少なかった。
 1998年になり、プレーをしてみると軽度の運動が適合的だと思い、村内の老人達はスアンバック村ゲートボールクラブの設立を決定した。それから当地でのゲートボール運動は主たるスポーツとなり、村内の老人の不可欠の精神的栄養となった。
 20年の活動を経て、クラブの多くの会員は亡くなったが、新規に参加する会員が加わった。現在、クラブには58歳から88歳までの14名が在籍している。
 ゲートボールの用具はかなり単純である。1番から10番の数字がつけられた10個のボール(赤いボール5個、白いボール5個)。各プレーヤーは1本のスティックを用意する。ゲートボールの競技は2チームに分かれ、各チームはボールの色により5人。各チームのメンバーが順番に色分けした自分のチームのボールを打ち、小さな3つのゲートを通し、運動場の小さなゴールポールにボールをあてて「あがり」となる。
 毎日午後、クアンティエン社・文化会館運動場は賑やかになり、高齢のゲートボール「選手」の歓声が響き渡る。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:4162 )