４月２日午前、党中央本部において、グエン・フー・チョン党書記長は、ベトナム公式訪問および第６回GMS（Greater Mekong Sub-region：大メコン圏）首脳会議に出席中の中国の王毅外交部長と親しく面会した。
　会見で、チョン党書記長は、両会において中国が新任期の国家と政府の指導部を選出したこと、および王毅同志個人が国務委員、中華人民共和国外交部長に再任されたことに祝意を述べるとともに、新たな役職にあって、引き続き王毅部長が、越中包括的戦略的協力関係の一層の発展に向けより大きな貢献を果たすものと確信すると述べた。
　チョン党書記長は、ベトナムの党と国家が隣国と良好な友好協力関係を発展させていくことを重視しており、今後、双方は友好を深め、協力、共助、相互の支持、共同発展を推し進める必要があると強調した。
　チョン党書記長は、双方が、両党・両国のハイレベル指導部間の共通認識と合意を遵守し、「海上問題解決を指導するための基本原則に関する合意」を厳格に実施し、不一致の点を適切にコントロールし、情勢を複雑化させる行動を取らず、南シナ海の平和と安定の維持に向け共に協力するよう要請した。
　王毅部長は、ベトナム公式訪問の機会を得て、また第６回GMS首脳会議に出席できたことに喜びの意を伝え、議長国としてベトナムがこの会議を成功裡に開催したことに心からの祝意を述べた。
　会見の機会に、王毅部長は、チョン党書記長の健康を気遣う習近平総書記兼国家主席と李克強総理からの伝言を謹んで伝えた。
　王毅部長は、チョン党書記長に今回の公式訪問中に達成した諸成果を報告し、また直近の中国両会の結果における若干の大きな特徴点を説明した。
　両党・両国の関係について、王毅部長は、中国の党、政府および国民はベトナムとの関係を極めて重視していることを強調し、二国間関係のなかのすべての協力分野において広範かつ深遠に新たな発展の歩みを遂げていることに喜びの意を表明し、双方が今後も戦略的な交流を強化し、協力を深化し、海上の不一致点を適切に処理し、両党・両国関係が前向きに発展する方向性を維持することを期待すると述べた。

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（ 翻訳者:天野友亜、中本美希 ）
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