中国共産党中央の招きを受け、グエン・ヴァン・ビン党中央経済委員長（党政治局員）率いるベトナム共産党代表団が、４月15日から19日まで中国を訪問した。在北京の国営ベトナム通信社特派員によれば、４月17日、北京の中南海において、中華人民共和国の王岐山副主席がビン委員長および代表団と親しく会見を行った。
　王副主席は、ビン委員長が一行を率いて中国を訪問したことを歓迎すると述べ、中国の党、政府、人民はベトナムとの関係をきわめて重視しており、ベトナムの党、国家、人民とともに、「16文字の方針と４文字の良」に正しく従って、両党、両国関係を絶えず強化・発展させる用意があると述べた。
　王副主席は、この間の二国間関係の良好な発展ぶりに喜びの意を表明し、引き続き双方が、今後の両党、両国関係を安定的かつ健全に発展させるため、ハイレベル往来の強化、政治面での信頼の深化、戦略的連結の促進、民間・人物交流の推進、不一致の点を適切にコントロールすることを期待すると述べた。
　会見において、ビン委員長は、中国全国人民代表大会第１会議と第13期中国人民政治協商会議が成功裏に終了したことに祝意を述べこれを評価し、王副主席が新たに中華人民共和国副主席に選出されたことを祝うとともに、習近平総書記が核となる中国共産党中央の指導の下、中国人民は、中国共産党第19回党大会で打ち出された目標、任務に必ずや勝利を以て実現するだろうとの確信を表明した。
　ビン委員長は、これまでの両党、両国関係の前向きな進展を高く評価し、ベトナムの党、国家、人民が中国の党、国家、人民との関係を常に重視しており、中国側とともに両国の伝統的友好関係を強化し、越中包括的戦略的パートナーシップを深化させるべく努力することに期待を表明した。
　その観点に立って、ビン委員長は、引き続き双方が、両党、両国のハイレベル指導者の重要な共通認識と既に締結した合意文書をしっかりと遵守し、ハイレベルの往来を維持・強化し、各分野において実質的な協力の効果を高めていくよう求めた。
　北京滞在の間、ビン委員長は、中共中央政策研究室、国務院発展研究センター、中国国有資産監督管理委員会の指導部との間で協議を行った。
　それぞれの協議において、双方は、各々の党、各々の国家について相互に報告を行い、新たな状況において各々が改革、刷新、国際統合、経済・経済の発展を推し進めるための方策に関し、経験を共有した。
　一行は、北京訪問以外に、中国の上海市を訪問し視察を行った。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 ）
（ 記事ID:4265 )