『ファイナンシャル・タイムズ』:ベトナムの消費者は経済に楽観的
2018年04月11日付 VietnamPlus 紙
イメージ写真
イメージ写真

 『ファイナンシャル・タイムズ』紙の最近のある研究は、ベトナムの消費者の経済に対する積極的心理とそれによる消費の促進について取り上げた。
 上記の研究によると、経済のダイナミズムが世帯の収入を増加させていることから、ベトナムの消費者は依然として買い物に大胆なお金の使い方をしている。
 ベトナムの消費者の経済に対する心理背景は、過去3年間で最も楽観的な状態であることから、この消費傾向は続いていくだろうと予測されている。
 この調査は、ベトナム経済は東南アジア地域の主要経済の中でも最も高い成長率を維持することも期待している。
 去年ベトナム経済は6.8%成長し、今年はさらに成長するものと有望視されている。

 関連記事:[アジア開発銀行は2018年の間にベトナムは7.1%成長すると予測した。]

 タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムの消費者5000人への調査を通し、研究はベトナムの若者が自国経済の展望についてこれらの国の中で一番楽観視していると評価する。
 また、ベトナムは外国からの投資を惹きつける場所になっている。
 2009年から、韓国のサムスン社だけでベトナムに対して170億米ドルの投資がなされた。昨年、この会社が世界中に送り出したスマートフォンの半分がベトナムの工場から出荷されたものだった。
 しかし、『ファイナンシャル・タイムズ』の研究は、公的債務の増加と限られた予算という背景の中でベトナムが経済成長を維持するために、ベトナム政府が直面している課題は全く小さいものではないとしている。
 2018年もまたベトナムが徐々に16の自由貿易協定の約束を実現する年であり、それに従い多くの税率を0%に減らすことになり、予算の収入源への影響があるだろう。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小笠原倫生、千葉智洋 )
( 記事ID:4269 )