日本でのベトナム人コミュニティ、「心の家」を加える
2018年04月16日付 VietnamPlus 紙
ダイアン寺への寄付を募る音楽・喜劇講演会で歌う優秀芸術家のトアイ・ミー
4月15日夜、日本の首都である東京で「ダイアン寺への寄付を募る音楽・喜劇公演会」が開催された。
これは、故郷を遠く離れたベトナム人が「心の家」、拠り所を持ち、共に団結して、互いに庇護し合うための、在日ベトナム仏教徒会による活動である。
ベトナム通信社東京特派員によると、公演会には優秀芸術家のホアイ・リンやトアイ・ミー、歌手のフィー・ニュンやタイン・ハンなど、有名なアーティストが参加した。
ベトナム仏教徒会会長である尼僧のティック・タム・チーによると、2017年末、群馬県と埼玉県に隣接した地域の山頂に位置するある日本の寺院に後継者がいなかったことから、仏教徒会が後継者に選ばれるというご縁が仏教徒会に訪れた。
寺院を引き取った後、名前がダイアンに変更された。寺院は日本各地にある他のベトナム寺院9寺と結びつき、コミュニティを団結させ、全ての人々を安らかで幸福な生活に向かわせ、不幸な生活を送る人々を助けるという、会が設定した5年間の目標の実現を目指す。
ティック・タム・チー尼僧によると、寺院は1500㎡の面積を持ち、講堂とベトナム人コミュニティのための遺骨を祀る塔を増築する予定だという。その他に、民族文化を維持し、扶桑の地[日本のこと]におけるベトナム人コミュニティの親愛の情や愛着を体現するため、児童向けのベトナム語教室も開く。
これまで、ティック・タム・チー尼僧を代表とする在日ベトナム仏教徒会は、日本で苦難に遭っているベトナム人にとって精神の拠り所となり、不運な生活を送る数百人の人々を救い、支えてきた。
日本で生活するベトナム人のコミュニティが26万人近くまで規模を拡大させたという背景の中で、埼玉県本庄市児玉町高柳668-2にあるダイアン寺は、故郷を遠く離れたベトナム人が故郷を中心に団結し集う、そして困難に直面した時の拠り所となる信頼のおける場所である。
ダイアン寺への寄付を募る音楽・喜劇公演会は1800人以上を動員した。東京に続き、類似のプログラムが4月21日に日本の兵庫県で開催される予定である。
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( 翻訳者:岩切南 )
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