ハノイ、ますます手の込んだ「偽装」バスへの対応困難に
2018年04月13日付 VietnamPlus 紙
ハノイ市ザップバット通りの交通
ハノイ市交通運輸局によると、「偽装」バスの状況はハノイ市域で複雑に展開しているが、対応には多くの困難に直面している。「偽装」バスの稼働レベルはますます手の込んだものになっている。
関係当局によると、自宅に行って乗客を迎える代わりに、各輸送会社が5~7人乗りの車両を使って乗客の待つ路上に赴いてそれぞれをピックアップする。その後、通常は住宅地の奥のほうにある場所あるいは客を乗せるため、停車が禁止されていない場所に集める。
バス会社の協力を得た適切なナンバープレートと契約書を持つ輸送会社により、停車が禁止されていない地点で客を迎えるといったやり方は、当局が違反処理を行ううえで困難を引き起こした。より手が込んだかたちで、ツアーオフィスと連携した一部の輸送会社は、実際のツアー客が乗る車と同じように、オフィスを通じて車両を予約するよう客に案内して車に乗せる。
いくつかの企業は乗車券に代わりチケットあるいは旅行券を発行する。ところが、多くの場合、葬儀や結婚式の車と偽っており、規定に従った運送契約と乗客リストは必ずしも必要ではない。
上記の状況で、市の関係機関は常にチェックし、固定ルートで省を跨ぐ乗客を輸送するため契約車両の陰に隠れた違法行為に対し処分を行っている。しかし、適切な処罰の対策を講じることができないために、違反処理は多くの困難に直面している。
ハノイ市交通運輸局は累次に亘り多くの通告を公布し、「偽装」バスを処分する関係機関と協力して交通運輸査察団による監視計画を通知したが、未だ法的根拠がないため、現在は、多くの「偽装」バスのうち、規定に正しく則っていない駐車による過失のみが処分されるにすぎない。
市の乗客輸送のための契約車両ビジネスの影に隠れた会社の事務所や支店に対して処分を執行するにあたり、部門を跨いでこれを待たなくてはならないため、処分に遅れを引き起こし、依然として「偽装」バスを悪用し地域の秩序を乱し、市域において厳正な活動を行っている乗客輸送企業のビジネスに影響を及ぼしている。
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( 翻訳者:天野友亜 )
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