「ベトナムにおけるエネルギーの未来の問題解決策」という最初の段階の研究結果をまとめた報告書についての専門家諮問会議が党中央経済委員会の主宰によりハノイで開催された。
　これは重要な催し物であり、党中央経済委員会が開催した第２回ベトナム経済フォーラムの枠組みの一環の「持続可能な経済発展のためのグリーンエネルギー」に関するシンポジウムにおいて掲げられた方針を具体化する活動である。
　会議において、研究グループの代表は、ベトナムにおけるエネルギーのビジョンの概観やいくつかの課題、長期の影響について説明した。それを基礎に、研究グループの代表は専門家や省庁の代表とともに、国家電力システムの実状について深く意見を交わし、討論した。また同様に、風力発電と太陽光発電の開発の有利な点と課題、再生可能エネルギーに関する政策の体制の限界・課題・求められているもの、そして大規模な再生可能エネルギープロジェクトの管理能力に関する課題についても討論した。
　この会議の結論として、カオ・ドゥック・ファット党中央委員・中央経済委員会常務委員会副委員長は「再生可能エネルギー開発、特に風力発電と太陽光発電［の開発］は、将来的に必然の方向にある。世界の現在の環境保護に密接に関係するグリーン経済開発の傾向とも合致する」と強調した。
　カオ・ドゥック・ファット氏は、最終報告書を仕上げる為に研究グループが話し合った意見をとりまとめ、選び、考えを提案することを早期に行うよう要求した。これは、政治局が決議した、2050年までを視野に入れた2020年までのベトナムの国家エネルギー開発戦略の方針に関する中央執行委員会決議第18号の内容実現10年の総括事業や、ベトナム電力部門マスタープラン戦略に関する党中央政治局の結論第26号実現15年の総括の査定における党中央経済委員会の重要な基盤であり根拠となる。また、エネルギー開発、特に風力発電と太陽光発電開発に関する大きな政策・路線の公布における政治局や書記局のための諮問に貢献し、持続可能な経済開発に結びついたエネルギーの安全保障を確保するものだ。
　これに先だち、党中央本部において、グエン・ヴァン・ビン政治局員・党中央書記局員・経済委員会委員長は、「ベトナムにおけるエネルギーの未来のための問題解決策」に関する初期研究の結果報告を聞き、協議するためにエネルギー分野における専門家や国際投資家と会議を行った。
　グエン・ヴァン・ビン党中央経済委員長は、［この初期研究の結果］報告書の質と包括性を高く評価した。同時にこの報告書は、客観的な国際的視点を提供しており、エネルギー分野を開発する政策の立案・構築においてベトナムのために有益な参考資料だとの見方を示した。


https://www.vietnamplus.vn/eu-ho-tro-viet-nam-108-trieu-euro-phat-trien-nang-luong-ben-vung/489894.vnp
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（ 翻訳者:内海沙姫、武重真優子 ）
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