形を変えた「神様の教会」グループに厳しく対処する
2018年05月03日付 VietnamPlus 紙
記者の質問に答えるマイ・ティエン・ズン政府官房長官
5月3日午後、政府の2018年4月定例記者会見において、「神様の教会」(あるいは「母なる神様の教会」)という名称をもつグループの活動の実態に関するベトナム通信社記者の質問に答えて、内務省次官グエン・ズイ・タン氏は、これまでに各大衆メディアが「神様の教会」グループのリーダーの布教方法や勧誘手口について多く報じて来ており、所掌機関もそれに加わり、政府宗教委員会(内務省)は首相に報告し、この問題に関する4つの指導文書を作成した、と述べた。
グエン・ズイ・タン次官は、信仰・宗教法において、民族の醇風美俗や社会道徳に反し、ベトナム民族の先祖を祀る伝統に適合していない振る舞いなどの禁止行為が規定されていると述べた。信仰・宗教法に照らすと、これらは法律による規定に沿っておらず、厳禁されている行為である。
先頃、公安省は各地方の公安にタインホア省、ハイフォン市、タイグエン省での案件など、調査を進めるよう指示した。人民がこれらのグループの活動の実態を明確に理解し、勧誘された人が日常生活に影響を及ぼし家族に背を向けることを避けるため、政府宗教委員会は公安省、情報通信省と積極的に連携し広報した。
一般的には、人民の信仰、宗教の自由を尊重・保証するものであるが、また一方で違法行為を明確に示し、人民がはっきりと理解するよう広報しなければならない、とグエン・ズイ・タン次官は語った。
「赤い水」あるいは「聖水」は向精神性を持っているのか否かの質問に関して、グエン・ズイ・タン次官は、各地方の公安に本件への関与と医療機関の検査を要請し、そうしてはじめて正式な結論が得られるとした。
この問題を究明すべく、政府官房長官マイ・ティエン・ズン氏は同日の政府会合において、グエン・スアン・フック首相がこの問題について言及したことを明らかにした。各所掌機関の報告や世論の情報は、正に外国からこのような組織が入ってきていることを示している。
マイ・ティエン・ズン長官は以下のように確認した。「党、国家は常に同胞の信仰の自由と信仰しない自由を保証し尊重する精神を体現してきた。我々には信仰・宗教法があり、各宗教が活動する条件を整えた。宗教に従う同胞も従わない同胞も、法律によって自由を保証・保護されている」
マイ・ティエン・ズン長官は、宗教を悪用し、法律に違反し、ベトナム人の生活様式や醇風美俗に逆行する行為に所掌機関が決然として対応すると明言し、醇風美俗や伝統的道徳に反し、信仰を粗暴に取り扱い、祖先祭祀の伝統に反する組織に対しては断固たる措置をとらなければならないとした。
マイ・ティエン・ズン長官はまた、実際には聖水なる液体などは存在しないため、「赤い水」を「聖水」と呼ぶことは単なる悪用にすぎないとした。正しからぬ行いをするために宗教を悪用する輩が存在していることを人々や学生がはっきりと理解するために広報する必要がある。首相は各所掌機関と地方に「神様の教会」組織による非合法活動を点検、評価、整理し、法律に従って厳格に処理することを要請した。
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( 翻訳者:野村純太 )
( 記事ID:4349 )