ベトナムは、国連平和維持軍に参加する準備を整えた
2018年05月04日付 VietnamPlus 紙
野戦病院が南スーダンに持ち込む機器を点検するグエン・チー・ヴィン上将
国連平和維持軍に参加するベトナム初の野戦病院は準備を完了し、今後数カ月の間に南スーダンでの任務に出発する。
これは5月4日の175軍医病院における第2レベルの第一野戦病院の建設進度を点検する国防省の作業グループを率いていた国防次官グエン・チー・ヴィン上将の断言である。
実地検証でグエン・チー・ヴィン上将は、自動車や発電機、コールドコンテナ、ゴミ焼却機など野戦病院で使われる各種設備や機械類の稼働チェックを直接行った。
その後代表団は薬品庫と物資庫で荷造りの作業や物資管理をチェックした。
野戦病院の兵士や幹部との交流で、グエン・チー・ヴィン上将は、党や国家、軍による任務を完遂させるために、野戦病院の兵士と幹部が、困難を克服し思想業務を良く行い、家族を励ますことを望んだ。
グエン・チー・ヴィン上将は、国連平和維持軍への参加は広範な国際統合における党・国家の大きな方針である、中でも国防についてはベトナムとパートナー各国間に新たな協力ルートを開くものだと述べた。野戦病院が成功裏に展開されることは、軍隊と国家にとって重大な意義を持ち、ベトナム軍の「青いベレーの兵士」の力量を見せ、国際上のベトナムのイメージを向上させる。
国防省の作業グループの報告で、ベトナム平和維持局長であるホアン・キム・フン大佐はベトナムの第2レベルの第一野戦病院が2018年2月の国連の検査に合格したと記した。
国連軍の検査チームは病院の医療チームの能力を高く評価し、チームが割り当てられた任務を良好に遂行することを確信するとした。
ホアン・キム・フン大佐の情報によると「病院は十分な設備があり、質も高く、全ての物質は国際基準に従って適切に梱包されていて、良い状態で保存されている、そして医療用品と薬は国連の要請通りに冷蔵庫や冷凍庫に保存されている」
4年間の準備の後、2018年の4月初め、国連はベトナムの第2レベルの第一野戦病院の人員69人を含む名簿を承認した。
物資の梱包については、ベトナム平和維持軍はニューポートコーポレーション、175軍病院、国連の後方支援機関、南スーダン政府と緊密に連携し、物資リストの分類や、国際海運基準に準拠した海上輸送や航空輸送のための物資梱包を行っている。
ベトナム第2レベルの第一野戦病院は2018年6月末に南スーダンでの国連平和維持活動に参加する予定である。
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( 翻訳者:中本美希 )
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