ライチャウ省、「神様の教会」が違法な活動をするのを断固阻止
2018年05月05日付 VietnamPlus 紙
違法な伝道をする「神様の教会」への参加者
現在、「神様の教会」、もしくは「母なる神様の教会」と呼ばれる違法の伝道グループがライチャウ市(ライチャウ省)に出現した。その目的は住民を参加するよう誘い込んで献金から利益を得ることである。公安の動きは早く、地域における違法な伝道活動を阻止すべく処理を断行した。
ライチャウ市公安の指導者曰く、「公安は人々から寄せられた情報により2016年末頃から現在にかけての情報を掴むことに成功した。その情報によれば、あるグループ(時期により5~9人ぐらい)が市内の市場、下宿屋、学校の寄宿舎のような公共の場所に現れ、人民に対し「神様の教会」へ入会するよう宣伝・勧誘をしているという」。
それらの人々は、「母なる神様」に従えば奇跡が与えられ、幸運に恵まれ、病気は自然に消滅し、頭は賢くなる等と教えを説く。
業務的措置で、地域に張り込んで状況を把握し、公安は、地域の一部の住民にご利益があるように祈るために集まることを指導したグループを何度も現行犯逮捕した。しかし、何度、市の公安に現行犯逮捕されても、依然としてグループは組織を発展させ、信徒を増やし省内の各県における活動地域を拡大させるという思惑の実現を固く決意している。
2017年末、「神様の教会の総会」で9人がライチャウ省に派遣された。それら9人とは、チン・ティ・ビック・ハウ(1996年生まれ)、カオ・ティ・ビック・リエン(1996年生まれ)、グエン・ティ・トゥオン、ズオン・ティ・ヒエップ、ヴァン・ティ・ヒエン(共に1997年生まれ)、ファム・スァン・ティエン、ハー・ティ・ホア(1960年生まれ)。そして、引率しているヴィー・ヴァン・ズィエムとファム・ヴァン・ドゥックである。
彼らの目標は、ライチャウ市における信徒を増やし、祈りの活動の拠点を5か所成立させることである。
ライチャウ市公安は、何度もこのグループを発見して関係機関に引き渡し、伝道のために使う資料や証拠物件を押収してきた。
治安隊(ライチャウ市公安)隊長のヴー・アー・スア上尉は、2016年末、「神様の教会」の各メンバーがライチャウ市内で違法な活動をするに至ったと述べた。
2018年初頭までに、ライチャウにおける「神様の教会」は、30人の勧誘に成功した。これらの人々は様々な層で構成されており、年齢は中高生、大学生、商人、果ては公務員の幹部まで含まれていた。
[神様の教会の]人々はまた、祈り・活動を指導し、信徒を増やすべく勧誘する使命を持ったライチャウ市地区の責任者を決めるため、このグループ内で「地区長」の選挙を行う。活動を重ねる度に、各信徒(聖徒 thánh đồ)は献金を渡さなければならず、その目的は個人の生活費を賄うこと、その一部をハノイの「総会」に回すことである。
その実情を前に、ライチャウ市公安は業務的措置を駆使してこのグループの人々と闘っており、日頃地域に張り込み、各委員会や部門、団体、町内会、社と協力して宣伝・説明をしてきた。現在までに教会の活動に参加した13名が「神様の教会」に関する活動に参加しないという誓約書を自ら進んで書いた。
残りのケースについては、ライチャウ市公安は、全容解明のために出頭するよう求めている。特に、既にライチャウ市公安は宗教工作指導委員会に勧告した。[その内容は]、「神様の教会」に加入したケースでは、[その加入者に]頻繁に面会して[信仰を]捨てるよう宣伝しはたらきかけること、管理工作を良好に行うこと、[宗教]生活に参加しないように、そして加入者の周りの人々に引き続き勧誘や宣伝をしに行かないように、繰り返し言うことである。
ライチャウ市の公安機関トップのチャン・ヴァン・トゥック大佐は、「神様の教会」の活動が違法であり、社会安全の秩序を乱し、他人の健康・身体・財産・名誉・品格を侵害し、複雑で好ましくない影響および重大な影響を社会の安寧・安全にもたらしていることを肯定した。
ライチャウ市公安機関トップは、人々が「神様の教会」の違法な活動について知るため、この問題を各ニュースメディア上で強く宣伝する必要があるとした。
人民に理解を促し、人民が騙され誘惑され、無知のまま従ってしまわないようにするため、各級の地方行政府、特に宗教に関する国家管理機関、祖国戦線、各団体は、この「神様の教会」に力強く関与しこれに関する情報を明確に周知しなければならない。
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( 翻訳者:岩切南 )
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