ベトナム、インドネシアでの海軍演習「コモド2018」に参加
2018年05月05日付 VietnamPlus 紙
演習の開幕を告げるインドネシア海軍司令官のアデ・スパンディ海軍大将
国営ベトナム通信(TTXVN)インドネシア特派員によると、インドネシアが主催する多国間共同演習「コモド2018」が5月5日、インドネシア、西ヌサ・トゥンガラ州のロンボク島で始まった。
これは、2014年に初めて行われ、今回で3回目で、2年に1回開催される。演習は、参加各国海軍間の友好強化、信頼醸成、そして、人道支援や航海の安全に係わる問題の解決などの分野における各国海軍間の調整、協力能力の向上を目的としている。
演習の開幕式での演説で、インドネシア海軍司令官のアデ・スパンディ海軍大将は、現在、人道被害や自然災害対策などの非伝統的安全保障分野の課題に対処するための演習は共通の関心事となっていると述べた。
「自然災害への対応と人道支援における協力」をテーマとする今年の演習「コモド2018」は、自然災害の阻止、適時の対応、万全の準備、早期警報、減災、そして、緊急支援のための最善の努力に向けた地域各国の海軍間の協力の重要性を強調するものである。
インドネシアの海軍司令官は、各国の司令官、副司令官、代表らとともに、パラシュートの降下や航空機のデモンストレーションなど伝統的で芸術性の高いパフォーマンスやレンバー港で行われた国際観艦式を視察した。
観艦式には各国の艦船50隻が参加し、ベトナム人民海軍の第561号病院船も参加した。
演習には、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、タイ、フィリピン、ベトナム、スリランカ、中国、ロシア、日本、フランス、アメリカ、イギリス、オランダなど、地域内外の36カ国の海軍の代表が参加した。
中でも、フランスはヘリコプター搭載型ミストラル級強襲揚陸艦FS DIXMUDE、シュルクープ(SURCOUF)級駆逐艦、日本は自衛隊の護衛艦、アメリカは高速輸送艦USNS MILIONCKET、海上哨戒機P8 POSEIDONを演習に参加させた。
同日午後、ベトナム代表団は、各国代表団やロンボク地区の各民族らとともに、パレードに参加した。パレードでは、地元の人々の生活が反映されたストリート・アート・パフォーマンスや伝統舞踊なども披露された。
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( 翻訳者:山森美佳 )
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