いくつかの教育機関における実際の質保証の調査によって、教育訓練省の調査団は多くの大学が教育能力に関する要件を満たしていなかったことを発見した。
　教育と学術研究に直接使用される建築床面積は、教育訓練省の規定によれば学生１人当たり2.8㎡である。しかしながら、多くの大学の床面積はそれよりも小さく、ひどいところでは学生１人当たり1㎡に満たなかった。
　具体的には、金融・マーケティング大学（床面積/学生：2.35㎡）、ファン・チャウ・チン大学（床面積/学生：2.3㎡）、ハノイ金融・銀行大学（床面積/学生：0.97㎡）のような大学が挙げられる。
　いくつかの大学は、いくつかの教育部門において、大学教員に対する学生の比率の要件を満たしていない。
　規定によれば、健康分野における大学教員１人当たりの学生数は15人であるが、ヴォー・チュオン・トアン大学の比率は15.83人、ドンナイ工芸大学では15.62人、ズイタン大学では16.32人にのぼった。
　サービス分野における大学教員に対する学生の比率の規定は25人であるが、ドンナイ工芸大学では28.81人、ズイタン大学では28.76人、ファム・ヴァン・ドン大学は26.1人であった。
　ダナン建築大学は２つの分野がまだ教育要件を満たしていない。具体的には、芸術分野において規定では１人の教員に対して学生が10人であるところ、23.05人であった。サービス分野においては教員１人に対する学生が25人の規定に対して、31人だった。
　タインドー大学は４つの分野をもっているが、その４つ全ての分野において、2018年に見込まれている教育規模は、教員比率で教育能力に関する規定を満たさず、さらには入学者がなり高い水準で超過している。
　具体的には、経営管理分野の教員に対する学生は、25人の規定のところ37.3人である。工芸・技術・生産・加工分野は規定20人のところ31.03人。健康分野は規定15人のところ16.27人。サービス分野は規定25人のところ25.82人である。
　いまだに教育と学術研究に直接使用される建築床面積に関する規定を満たしていない多くの大学に対して、教育訓練省は大学が十分な面積をもつようにするか、2018年の学生募集人数を減らすかのどちらかを行うことを要請した。
　教員に対する学生の比率をいまだ満たしていない分野をもつ大学に対しては、教育訓練省は教員募集をして不足を補うか、2018年の学生募集人数を減らすかのどちらかを行うように要請した。
　教育訓練省は、今後、引き続き各教育機関の質保証条件の公開を調査し、教育の質の要件を満たしていない教育機関に対して追跡、事後調査し、監査をおこなっていく、と明らかにした。
　教育訓練省は各大学の学生募集と教育の過程を厳密に監視し、規定に従って違反を厳正に処理していく。

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（ 翻訳者:渡辺真衣 ）
（ 記事ID:4383 )