中国に対しホアンサ(中国名:西沙)諸島における爆撃機の飛行中止を要請
2018年05月21日付 VietnamPlus 紙
外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官
外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官

 2018年5月21日、中国が、爆撃機を飛行させベトナムのホアンサ諸島上で演習活動を行ったことに関し、記者からの質問に答え、外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は次のように言明した。
 「ベトナムは、ホアンサおよびチュオンサ(中国名:南沙)の2諸島に対する主権が国際法に適合することを確認した法的に十分な根拠と歴史的裏付けを十分有している。
 中国が、ベトナムのホアンサ諸島上で爆撃機を飛行させ演習、着陸の各種活動を行ったことは、この諸島に対するベトナムの主権に対する重大な違反であり、越中間の海上問題解決を指導する基本原則に関する合意に逆行し、ASEANと中国間の南シナ海における行動宣言(DOC)に反しており、ASEANと中国間の南シナ海における行動規範(COC)策定交渉に対しマイナスの影響を及ぼし、地域の緊張を急速に高め且つ不安定化を引き起こし、南シナ海における平和、安定、協力の環境を維持するための利益となっていない。
 ベトナムは、中国に対し、直ちに上記の行動を中止し、軍事化を進めず、ホアンサ諸島に対するベトナムの主権を厳格に重んじ、越中間の海上問題解決を指導するための基本原則の合意およびDOCを厳守し、地域における平和、安定、協力の環境を維持するため好条件を整備するよう要請した」。

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( 翻訳者:斉藤歩 )
( 記事ID:4386 )