愛国競争に関するホー・チ・ミン思想
2018年06月05日付 VietnamPlus 紙
ホー・チ・ミン主席の愛国競争の思想とは、人類社会の進化の法則を創造的に用いること、そしてベトナムの現実における人間の進歩を願う心である。同時に愛国的伝統、強固な志、侵略者と戦う勇敢さ、勤勉で創造的で困難を克服する労働精神を活かし、豊かな国をつくることである。
<観点>
「競争することは国を愛すること、国を愛することは競争することであるはずだ。そして、競争する人々は最も国を愛する人々なのだ」(1)
「日々の仕事は正に競争の基本である」(2)
<目的>
愛国競争は主に3つの目的を目指している: 飢餓、無知、侵略者と戦うこと。つまり、人民が腹を満たし暖かくなり文字を知り、祖国が独立・自由であることだ。(3)
「人々が進歩するために、競争は非常に良い堅実な方法である。競争は団結をより緊密にする。そして、ずっと競争していくために緊密に団結するのだ…」(4)
<内容>
競争はあらゆる人々の日々の仕事に関連していなければならない:国の全活動領域において、包括的で、革命の各段階の政治的任務から生じそれに資して実際的である必要がある。各分野、各階級の具体的任務と関連し、新しい人間の創造を目指し、人民の切実な基本的問題を解決することを目標とするものである必要がある。
<愛国競争運動の実施のあり方>
「基づくのは:人々の力、人々の精神
もたらすのは:人々の幸福」(5)
<方針>
競争は競ったり、隠蔽することではなく、
先に進む者が 後から来る人々を導くことだ。
競争とは皆が自身の才能やイニシアティブを発展させ良きことを学び、互いに助け合って欠点を直し、共に進歩することを意味する…
(1)『ホー・チ・ミン全集』国家政治出版社、ハノイ、1995年。第6巻、473頁。
(2)同上、第5巻、658頁。
(3)同上、第6巻、236頁。
(4)同上、第6巻、270頁。
(5)同上、第5巻、444頁。
訳注:ここでいわれている「競争」は "thi đua" であり、"cạnh tranh" ではない。
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( 翻訳者:金井千夏 )
( 記事ID:4440 )