ハノイ、全長37キロの都市鉄道8号線の投資を検討
2018年06月07日付 VietnamPlus 紙
カットリンーハドン間の都市鉄道線の駅
ハノイ市人民委員会は、韓国国際協力団(KOICA)に対し、ソンドン―マイジック―三区―リンナム―ズオンサーを繋ぐ全長37キロの都市鉄道8号線の実現可能調査の立案と実現可能性調査に対する技術支援を要請した。
都市鉄道8号線は、政府首相が承認した2030年までの全体総合計画と首都ハノイ交通運輸総合計画、そして2050年までのヴィジョンに含まれる、ハノイ市都市鉄道のうちの一つである。
承認された総合計画によると、都市鉄道8号線のルートはソンドン―マイジック―三区―リンナム―ズオンサーで(全長37キロ、25駅、2つのデポ、8つの他の路線との乗り換えポイントを含む)市の中心と郊外地域、その逆の郊外地域と市の中心を結ぶための、中央線との結合した環状線である。
総合計画通りに都市鉄道8号線が完成すれば、大ハノイのホアイドゥックやカウザイ、タインスアン、ホアンマイ、ザーラムを含む各区各県に属する居住区に接続することになる。総合計画で承認された都市鉄道8号線の各プロジェクトの投資実施予定は2020年以降になる。
ハノイ市人民委員会は計画投資省に対して、都市交通インフラプロジェクトに、韓国のODAの資金を動かすよう要請した。ここには都市鉄道8号線の実現可能調査の立案、そして実現可能性調査に対する技術支援などが含まれている。
ベトナム韓国両政府はすでに、都市鉄線8号線の実現可能調査の立案、そして実現可能性調査に向けた技術支援の実施についてや、ODAを使用する約400万ドル(約910億ドン)の技術支援計画の実施に韓国政府による無償資金援助と150億ドンと見込まれるハノイ市の予算を合わせることで合意している。
現在、都市鉄道プロジェクトがハノイの各所で建設されているが、その中には中国のODA(交通運輸省が投資管理を務めている)が使用された全長13キロに及ぶ、全線高架線のカットリン―ハドン間の2A号線も含まれており、2018年に運行を開始する予定である。
3号線プロジェクトは、約12.5キロになるニョン―ハノイ駅間をつなぐ路線で、およそ4キロの地下鉄区間もある。この路線にはフランス政府、フランス開発庁(AFD)、アジア開発銀行(ADB)、欧州投資銀行(EIB)のODAが使用され、2022年に運行が開始される予定だ。
2号線プロジェクトは、全長11.5キロからなる南タンロン―チャンフンダオ間の路線で、約8.5キロの地下鉄区間がある。これには日本のODAが使用され、2022年の運行開始が予定されている。
それ以外にもハノイ市内では、1号線プロジェクトを含む投資の準備が進められている。この路線は約26キロにわたってゴックホイ―イェンヴィエン間を結び、全線高架線となっていて、国家鉄道と接続する。これには日本のODA(交通運輸省が投資管理を務める)が使用される。3鉄道線はおよそ8キロにおよび、ハノイ駅とホアンマイを結んでいる。また5キロ余りの地下鉄路線が含まれ、ADBと他の支援者のODAによって賄われる予定だ。2号線は5.9キロになるチャンフンダオ―トゥオンディン間の路線で、全線が地下鉄となる。
現在、国内の民間投資家数名が、市人民委員会から5号線(全長38.4キロ、ヴァンカオ―ホアラック間)や2号線(全長5.9キロ、チャンフンダオ―トゥオンディン間)、4号線(全長54キロ、メーリン―サイドン―リエンハー間)等のプロジェクトの実現可能性調査の許可を得ている。
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( 翻訳者:片方明 )
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