国家主席、越日外交関係樹立45周年記念レセプションに出席
2018年06月01日付 VietnamPlus 紙
ベトナム・日本外交関係樹立45周年記念レセプションに出席するチャン・ダイ・クアン国家主席夫妻、明仁天皇陛下と皇后陛下。
ベトナム通信社の特派員によると、6月1日の夜、首都東京の明治記念館で、外務省、文化スポーツ観光省が共同で越日外交関係樹立45周年記念レセプションを開催したという。
レセプションには、チャン・ダイ・クアン国家主席と夫人、そしてベトナムハイレベル代表団、また日本の明仁天皇陛下と皇后陛下、河野太郎外務大臣、日本の内閣閣僚、そして50名ほどの国会議員、政党の指導者、日本で学び生活している多数のベトナム人の同胞や留学生達が出席した。
日本の天皇皇后両陛下の出席は、日越間のアジアにおける平和と繁栄のための広範な戦略的パートナーシップを日本が特別に重視していることを示している。
45年前の1973年9月21日に外交関係が樹立して以来、ベトナムと日本は長い道のりをともに歩み、信頼、相互尊重、平等、相互利益のある友好関係を構築してきた。
今日、両国は広範な戦略的パートナーであるだけではなく、お互いに苦楽を分かち合い、ともに理解し合う誠実な真の友人でもある。この記念レセプションは、これまで45年間の越日関係の節目になると同時に、両国関係の明るい未来への確固たる信頼を強化するものでもある。
開幕のスピーチで、ファム・ビン・ミン副首相兼外相が、「45年前の1973年9月21日にベトナムと日本の外交関係が正式に樹立した。
それから今に至るまで、ベトナムと日本は長い道のりをあゆみ、信頼、相互尊重、平等、相互利益のある友好関係を構築してきた」と明確に述べた。
副首相は、「今日、両国は、広範な戦略的パートナーであるだけではなく、お互いに苦楽を分かち合い、ともに理解し合う誠実な真の友人でもある」と述べた。
ファム・ビン・ミン副首相は、「日本は既にベトナムのトップレベルの重要なパートナーとなっており、そのことがまずは交流や恒常的なハイレベルの接触によって示されている」と強調した。
2017年初め頃のベトナム訪問で、天皇陛下と皇后陛下は、数百万人のベトナム人の心に深い印象と感情を残した。
ファム・ビン・ミン副首相は明治天皇の有名な言葉、「常に助け合い、切磋琢磨する仲睦まじい友人がいることこそが世に出た時の力となる。[訳者注:もろともにたすけ交わしてむつびあふ友ぞ世に立つ力なるべき]」に再び言及し、「ベトナムにとって今日、日本はトップレベルの、長期的な重要なパートナーであり、真の『仲睦まじい友人』であり、両国国民の利益のためそして地域と世界の平和と繁栄のために協力している」と述べた。
ミン副首相兼外相は、「高い政治的信頼や、両国が潜在力と強みを補い合うことができ心を一つにし努力することで、ベトナムと日本の協力関係が、すべての分野において一層効果的・実質的な新たな発展の段階に入っていくと信じている」と述べた。
ミン副首相兼外相は、「ベトナム・日本関係のこれまで進んできた45年間の道は両国民間の日増しに強固になっている関係により継承され、引き続き花をつけ実を結ぶだろう」と確信を示した。
記念レセプションでのスピーチで、日本の河野太郎外務大臣は、日本とベトナムは今、これまでにないほど緊密な友好関係となっていると強調した。
この友好と緊密な親睦の情の証は、去年の日本の天皇陛下と皇后陛下のベトナムへの国賓としての公式訪問と、今回のベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席とその夫人の国賓としての日本への公式訪問に示されている。
双方は、政治、安全保障、経済、人材育成、文化、スポーツなどといった多くの分野での協力・交流の一層の強化・発展や、地域と世界における問題を共に力を合わせて解決することで合意した。
この機会に、ベトナムの国家を代表して、チャン・ダイ・クアン国家主席は、ベトナムと日本の協力・友好関係に大きな貢献をした若干名の日本人に友好勲章を授与した。[それは以下の人々である。]二階俊博自由民主党幹事長・日本ベトナム友好議員連盟会長、岸田文雄自由民主党政務調査会長、武部勤日本ベトナム友好議員連盟元会長・特別顧問、杉良太郎日越・越日特別大使、林幹雄自由民主党幹事長代理、吉水大智住職である。
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( 翻訳者:天野友亜、中本美希 )
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