ジャイルズ・レバー英国大使:英国はベトナムの生徒への奨学金を増やす
2018年06月06日付 VietnamPlus 紙
ベトナムでの任期を終え、挨拶に訪れたジャイルズ・レバー英国大使と会見するグエン・スアン・フック首相
6月6日の午後、政府庁舎で、グエン・スアン・フック首相は、任期を終えたことを期に別れの挨拶に訪れた駐ベトナム英国大使のジャイルズ・レバー氏を迎えた。
首相は、大使が二国間の戦力的パートナーシップを促進のための方策の具体化や実施において、積極的、効果的に貢献したことを高く評価した。
首相によれば、今までに越英の協力関係は様々な分野で深く広く効果的に発展し続けている、とのことである。2017年の二国間の年間貿易額は61億ドルに達した。英国は、ベトナムに投資する116の国と地域の中で投資額が15番目に大きい国で、投資総額は登録ベースで34億6,000万ドル、まだ有効なプロジェクトは317件である。
首相の素晴らしい評価に感謝し、ジャイルズ・レバー大使は二国間の関係が力強く発展しているとの見方に同意した。
ベトナムの経営環境の改善に関するたくさんの成果を認識し、大使は、「英国政府はベトナムのこの分野における技術的援助をする用意がある」と述べた。大使は国防、安全保障の分野や、気候変動や野生動物の売買など世界問題への対応の分野での二国間の協力の成果に、喜びを表した。
大使は、教育や人材育成が協力において優先する分野であると強調し、「イギリスはベトナムの生徒への奨学金を増やす」と明らかにした。
大使は、英国が1982年の海洋法に関する国際連合条約の遵守、南シナ海における安全、航行及び航空の自由を保障することを強く支持すると述べた。
グエン・スアン・フック首相は、大使のベトナムへの素晴らしい厚意に感謝の意を述べ、双方が引き続き、得られた成果を発揮すること、そして、二国間の経済関係を、戦略的パートナーシップの枠組みと両国の協力の潜在力に相応なレベルに引き上げるよう努力することが必要との見方を示した。また、双方は越英経済貿易委員会(JETCO)を協働してうまく開催する必要があるとも述べた。
とりわけ気候変動への対応、環境、グリーンテクノロジー、科学研究などの分野において、ベトナムは繁栄基金を通して英国の援助を引き続き受け取ることを望んでいる。
首相はこれまで著しく発展してきた教育・養成分野の二国間協力を分析した。そして、その協力の効果は1万2,000人以上の大学生や小中高生が英国の学校で学んでいることに表れているとした。首相は、ベトナムの学生が質の高い教育システムにアクセスするための条件をますます得られるようにするため、この分野において英国との協力を強化することを望んでいる。
2018年に両国は外交関係樹立45周年を迎える。首相は両国が交流活動を強化し、友好と相互理解を深めることに貢献することを提案した。
ジャイルズ・レバー大使は、ベトナム駐在の英国大使館がこの記念の機会に多くの文化・教育活動を催す予定であると述べた。
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( 翻訳者:佐藤明子、武重真優子 )
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