国会対外委員会委員長、日本訪問
2018年06月18日付 VietnamPlus 紙
日本の参議院外交防衛委員会の三宅伸吾委員長と会談する、党中央委員会委員・国会常務委員会委員・国会対外委員会委員長のグエン・ヴァン・ザウ氏が率いるベトナム国会対外委員会代表団。
東京のベトナム通信社記者によると、訪日の枠組みで、6月18日、党中央委員会委員・国会常務委員会委員・国会対外委員会委員長のグエン・ヴァン・ザウ氏率いるベトナム国会対外委員会代表団が、日本の参議院外交防衛委員会の三宅伸吾委員長との会談に臨んだという。
会談では、国会対外委員会のグエン・ヴァン・ザウ委員長は、「今回のベトナム国会対外委員会代表団の訪問は日越国交樹立45周年記念の多くのイベントとともに行われた」と述べると同時に、日本の参議院とベトナムの国会の関係を高く評価した。この関係は両国関係の発展促進に貢献しているとした。
2017年、ベトナムは光栄にも天皇皇后両陛下をはじめとして、安倍晋三首相、大島理森衆議院議長、伊達忠一参議院議長を迎えた。
また、先日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は天皇皇后両陛下に招かれ国賓として日本を訪問した。
この訪問の中で出された共同声明は二国間の「アジアにおける平和と繁栄のための広範な戦略的パートナーシップ」の関係をより深めた。
経済に関しては、2017年、二国間の貿易額は330億ドルに達した。現在、日本によるベトナムへの投資事業は3700件以上あり、その資本総額は500億ドルである。
特に、ここ三十年弱で日本のベトナムに対する政府開発援助(ODA)は300億米ドルあまりに達し、ベトナムでの多数の建築物が二国間の友好関係の象徴となっていること、在日ベトナム人コミュニティは26万人以上(このうち留学生、技能実習生12万5千人)となったことが挙げられる。
参議院外交防衛委員会の三宅伸吾委員長は、ベトナム国会対外委員会の代表団とその団長のグエン・ヴァン・ザウ委員長を迎え喜びの意を示し、衆参両院で様々なレベルにおける二国間の国会議員交流の強化に努力すると表明した。
包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)に関して、参議院外交防衛委員会の三宅伸吾委員長は「日本の参議院が最近CPTPPを可決したばかりで、現在は、引き続きCPTPPに関連する法案について討議している最中である。法案は現在の国会会期中に完成させる予定だ」と述べた。同時に、「CPTPPが発効し、グローバルな自由貿易に良い刺激を与えるためにベトナムが[CPTPPを]早めに可決することを望む」と述べた。
このほか、日本の参議院外交防衛委員会委員長はベトナムと協力し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)がCPTPPのような質の高い貿易協定になるよう促していくことも希望した。
同日、国会対外委員会のグエン・ヴァン・ザウ委員長はまた日本銀行の黒田東彦総裁を表敬訪問した。
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( 翻訳者:野村純太、ホアン・ミン・チャン )
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