現在、出盛り期の収穫の季節であるにも関わらず、ベンチェー省においてドリアンの価格は高値を維持しつつ品薄になっており、ドリアン栽培農家は、大きな利益が得ることができてとても嬉しく思っている。
　ベンチェー省チョラック県フンカインチュンＢ社チュンヒイエップ村落の１ヘクタール近くの土地でドリアンを栽培する農家のグエン・ヴァン・トゥン氏は、ここ一週間注文のために仲買人が毎日ドリアン園に来たことを明らかにした。
　現在Ri6という品種のドリアンは仲買人によって１キログラムあたり約５万ドンから５万３千ドン［訳者注：およそ240円～255円］で購入されている。
　「私にとっても意外だった。なぜなら、このようなことは、出盛り期のドリアンで、ここまで高値で仲買人が仕入れ競争をするのは珍しいからだ。このほか、これまでの各収穫期では、価格がとても安く、１キロあたり４万ドンに達することはあまりなかった」とトゥン氏は明らかにする。
　農家によると、ドリアンの価格は収穫が始まった時期から現在（旧暦４月の初旬）まで連続して値上がりしており、今年のドリアンが出盛り期で最高値となり、これまでのオフシーズンのドリアンの平均価格に達する可能性があるかもしれない、という。
　チョラック県の多くの農家は、「出盛り期のドリアンの価格は、オフシーズンのドリアンより１キロあたり１万ドン安いが、それでも農家は多くの利益を得ることができる。なぜなら、ドリアンへの投資は、出盛り期の場合はおよそ800万ドン［およそ３万８千円］／コン（1,000㎡［訳者注：コン（công）は南部の農地面積を計測する民間の単位］）に過ぎず、オフシーズンのドリアンを処理した場合にかかるおよそ2000万ドン［およそ９万６千円］／コンより安いからだ」という。
　一方で、生産性は平均よりおよそ500キロ／コン高い。特に、出盛り期のドリアンには、あまり多くの労力がかからず、農家は、農薬や肥料をそれほど頻繁に投与する必要がない。
　ベンチェ省チョラック県のチャイン・トゥ果物輸出入会社の副社長であるゴォ・トゥン・ビー氏は現在のドリアンの価格上昇の原因は西部各省のドリアンが国内消費者に人気だからだと述べている。
　このほか、西部地方の農家が結実させた出盛り期のドリアンの数が、例年に比べてかなり減少したこともある。
　チョラック県農業農村開発局のブイ・タイン・リエム局長は「今年のドリアンは豊作で、品質が求められている水準に達しており、販売価格も安定している。これまでの年のように価格が下落していない」と述べた。
　現在、ベンチェ省にはおよそ3500ヘクタールのドリアン栽培地があり、平均して年間１ヘクタールあたり15トン~20トンの生産性を誇っており、主にチョラック県に集中している。栽培されているドリアンの品種は主に、モントン[monthong]、Ri６、チンホア[9 Hóa]である。
　この数年、ドリアンが高い経済効果をもたらすため、ベンチェ省の多くの農家は、この特産物を栽培する集約農業を始めておりかなり豊かになってきた。


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https://www.vietnamplus.vn/tien-giang-nong-dan-chuyen-canh-thu-lai-hon-1-ty-dong-moi-nam/506681.vnp

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（ 翻訳者:内海沙姫、斉藤歩 ）
（ 記事ID:4482 )