ベトナム国防省は、アメリカ合衆国海軍太平洋艦隊司令官の招待に応じ、（艦船の派遣はしないが）幕僚８名をアメリカ合衆国のハワイに派遣し、７月１日から31日まで行われる環太平洋合同演習（RIMPAC）の枠組みの中のいくつかの内容に参加する。人道支援及び自然災害軽減担当司令所での演習を主とする。
　ベトナム人民海軍は、これまで2012年と2016年の２回、オブザーバーを派遣しRIMPACに参加してきた。
　［今回の］ベトナム人民海軍のRIMPAC2018 への参加は、予め策定された計画に沿って行われるもので、その目的は、交流の強化や研鑽を積むこと、人道支援及び自然災害軽減、海上救難救助に関する各問題の解決のための協力・連携能力を向上させることにある。ベトナムの自主独立の対外政策を示しており、国際社会への参入の進展と、広くはベトナムの、狭くはベトナム人民海軍の国防・対外［政策］とも合致する。また、航海の安全保障に関する協力メカニズムにおけるベトナムの役割・地位・責任の確認に貢献するものでもある。
　同時に、これは、ベトナム人民海軍が、ベトナムがASEAN議長国を担当する2020年に主催する国防外交に関する一連の会議を見据え、参考にし、経験を学び、能力を向上させるための機会でもある。
　RIMPACの演習は、ハワイ州とカリフォルニア州南部付近の海域で２年に１度アメリカにより開催される世界最大の多国間海軍演習である。
　近年では、世界の多くの国の海軍がRIMPACに参加する(2016年には26ヵ国が参加)艦船と部隊を派遣してきた。
　ASEAN各国の中でこの活動に参加したことがあるのはタイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール及びブルネイである。また、中華人民共和国は2014年と2016年の２回、RIMPACに参加したことがある。

［関連記事：「アメリカ、ベトナムに世界最大の海軍演習RIMPACへの参加を招聘」］
https://www.vietnamplus.vn/my-moi-viet-nam-tham-gia-tap-tran-hai-quan-lon-nhat-the-gioi-rimpac/505707.vnp

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（ 翻訳者:小泉友佑 ）
（ 記事ID:4498 )