交通運輸省はこのほどベトナム・グラブタクシー有限会社に対して、第24号決定に基づく試験地として提案していたハノイ市、ホーチミン市、カインホア省、ダナン省、クアンニン省の５省・都市以外の省にサービスを拡大しないよう求めた。
　交通運輸省は経営活動の促進を目的としたアプリケーションの使用は常に支持しており、その中で運輸企業が自主的にアプリケーションを使用することでサービスの質を向上させ顧客への利便性を生み出すことを奨励しているとした上で、しかし交通運輸省は、アプリケーションの使用は、経営許可書を交付された運輸会社、運輸証を交付された交通機関で、運輸の経営条件を満たしており、健全なる競争性・公開性・透明性を確保し、国家への納税義務を十分に果たしているものに限定されるとの見解を示している。
　交通運輸省は上記の省・都市の交通運輸局に対し、省公安局や各関連機関と協力しタクシー会社や地域の運輸協会と共に顧客輸送におけるアプリケーションの使用が上記の条件を満たしているかを明らかにし、地域における運輸活動の実情と交通安全に基づき、省人民委員会による各地域でのアプリケーションの使用の指導を補佐するよう要請した。
　交通運輸省はまたベトナム・グラブタクシー有限会社に対して、上記の各省地域において契約による顧客輸送と結びついた管理サポートアプリケーションを展開しないよう要請し、同時に企業と地方交通運輸局の同意なしに、直接タクシードライバーと交渉して輸送管理サポートのアプリケーションを使用したサービスを提供することを禁じた。
　それより以前、グラブタクシー会社は、ニントゥアン省、ドンタップ省、ザライ省などにグラブタクシーのサービスを紹介していた。同社によって紹介された内容は、グラブのアプリケーション上のサービスで、省内にいるタクシーとタクシーで移動したい乗客とを結びつけるのに役立つものであった。

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（ 翻訳者:嘉田浩 ）
（ 記事ID:4500 )