ホー・チ・ミン主席と韓国活動家に関する新資料
2018年09月30日付 VietnamPlus 紙
ホー・チ・ミン主席
在パリの聯合ニュース(韓国)のKim Yong-rae記者は9月30日、フランスで発見された新資料によれば、ホー・チ・ミン主席が、パリで1920年に大韓民国臨時政府の愛国活動家たちと極めて密接な関係を持っていた、と伝えた。
在ソウルの国営ベトナム通信社(TTXVN)記者によれば、パリ大学博士課程で研究中の韓国人大学院生Lee Jang-kyuさんによって、フランス海外領土資料館(ANOM)で発見されたフランス警察情報局の資料は、「1920年代、ホー・チ・ミン主席がベトナムの独立運動の為にフランスで活動を行なっていた時に、大韓民国臨時政府のメンバーとの交流があった」ことを明示している。
同資料には以下のようなくだりがある。「フランス警察情報局は、ホー・チ・ミン主席の活動計画に対処するには、韓国人の編集した刊行資料を明確に理解する必要がある、と考えている。ホー・チ・ミン主席は、韓国の独立を求める活動家たちが当時の大日本帝国に反対するために実行していたやり方に倣った活動をしている」。
Kim Yong-rae記者は、同資料が韓国人歴史研究者の手により初めて発見された貴重な資料だと考えている。同資料は、フランス情報局の一捜査官の手により、フランスでのホー・チ・ミン主席の活動過程に関して詳細に書かれている。
同資料によれば、ホー・チ・ミン主席は、在パリの大韓民国臨時政府の重要人物達、Kim Kyu-shik(金奎植)、Hwang Gi-hwan、Cho so-yang、Yoon-haeと会っていた。注目すべきは、ホー・チ・ミン主席が、韓国の独立要求の仕方に似た行動を多くとっている点である。
同資料の筆者の明記するところによれば、「ホー・チ・ミンは、韓国人がしてきた全ての事に依拠して自分の活動方式を確立している。彼は韓国の抗戦計画に接近している。自分の計画を準備するため、ホー・チ・ミンは、アメリカで韓国人たちにより出版された刊行物の全てに目を通していた…」。
この貴重な資料は、ベトナムの民族解放闘争運動に関する歴史研究においての多くの論拠を補っている。実際、多くの韓国人研究者は、当時の侵略的帝国主義に対するベトナムと韓国の民族解放の政策と活動方式における相関関係を見出している。上記資料は、この論点にとっての重要な根拠である。
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( 翻訳者:小泉友佑 )
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