ベトナムは新潟県の企業に進んで便宜を図る
2018年10月18日付 VietnamPlus 紙
ホアビン省ルオンソン工業団地にあるベトナム日進(日本の投資100%)のベトナム国内市場及び輸出向けの自動車・オートバイ部品生産ライン
10月18日午前、チン・ディン・ズン副首相はハノイにて、投資家のベトナム訪問団を引率する新潟県知事花角英世氏を迎え、ベトナム政府は新潟県をはじめとして、日本の各地方の投資、経営が成功するよう進んで便宜を図ると述べた。
チン・ディン・ズン副首相は日越国交樹立45周年という節目の年の新潟県知事のベトナム訪問を歓迎し高く評価した。
日越の友好協力関係は全ての分野において素晴らしく、強固で、中身のある発展段階にあり、その中で、日越のハイレベルの指導者の交流と信頼は日増しに深まっている。近年の両国のハイレベルの指導者の訪問と接触は相互の信頼を深め、両国関係の新たな、一層中身のある発展の段階を切り開くことに寄与した。
日本は現在ベトナムのトップレベルの重要な経済パートナーであり、ODA支援に関しては第1位、投資で第2位、観光で第3位、貿易で第4位のパートナーである。2018年の8か月で、二国間の貿易総額は240億ドルに達し、日本のベトナムに対するODAとFDIの累計金額はそれぞれ300億ドル以上(第1位)、500億ドル以上(韓国に次いで第2位)である。
日本人観光客がベトナムを訪れた人数はのべ54万5,721人に達した(2018年8か月)。日越の地方間、市民間の協力と交流は日増しに強固となっており、両国間の相互理解と友情を深めることに寄与している。
チン・ディン・ズン副首相は、ベトナムは両国の地方間の協力強化を非常に重視しており、これが経済、貿易、労働、両国市民間交流促進のための実質的かつ効果的な協力ルートであると見なしていると述べた。
今後について、チン・ディン・ズン副首相は花角知事に製造業、ハイテク農林水産業、特にコメ分野など、新潟の強みである分野において、新潟県の企業によるベトナムへの投資増加を促すことを提案した。
新潟や日本のその他の地域は人材育成、教育の分野において協力を深めている。その中で、日本の優先分野においてベトナム人技能実習生の受け入れを増やし、技能を向上させることや、協力、観光プロモーション、文化の宣伝、市民交流、新潟・ベトナムの各地方間の交流の促進も行われている。
花角知事は、「訪問団には多くのアイディアを持ち、ベトナムとの協力を拡大する用意がある企業、大学、医療施設、観光業の代表者が参加している。新潟に本社があり、ベトナムで既に投資した企業や現在も投資を行っている企業も訪問団に参加している」と述べた。
新潟県知事は両国間の全面的な戦略的パートナーシップ関係はあらゆる分野において、様々な水準で、強く発展しており、その中で両国の地方間の協力は日増しに緊密で効果的なものとなっているという副首相の意見に共感し、ベトナムの各地方と一層緊密な関係を築いていく意欲を示した。
今回の訪問の中で、新潟県は具体的には経済・貿易・投資、医療、教育、観光、航空などの分野で協力を強めていきたいとした。
花角知事は、ベトナムに投資している企業が、新潟とベトナムの各地方の間の架け橋となることを期待している。両国の企業、特に、中小企業の協力・投資の拡大を奨励する中で、相互協力し、双方の強みを磨いていけるようにするためである。
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( 翻訳者:野村純太 )
( 記事ID:4585 )