ベトナムとEU、自由貿易協定の促進、早期調印を決意
2018年10月25日付 VietnamPlus 紙
ベトナムの外交活動を広報するレ・ティ・トウー・ハン外務報道官
ベトナムの外交活動を広報するレ・ティ・トウー・ハン外務報道官

 ベトナムとEUは、ベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)の早期正式調印、批准、発効を目指し、必要な手続きの完了に向けた努力を続けている。
 10月25日、外務省の定例記者会見で、レー・ティ・トゥー・ハン外務報道官は、EVFTAの調印に向けた進捗状況に関する記者の質問に対し、次のように答えた。「欧州委員会は10月17日、ベトナムEU自由貿易協定の正式調印の承認を得るべく欧州理事会に諮る決定を採択した。これは、ベトナムEU自由貿易協定の推進に向けた双方の決意を体現する、重要な進展の一歩であり、全面的協力パートナーシップ関係に貢献するとともに、互恵的自由貿易や開かれた多国間貿易システムの擁護にも寄与するものである」。
 ベトナムEU自由貿易協定はベトナムとEU28か国の間の新世代の貿易協定である。
 2015年12月1日、ベトナムEU自由貿易協定は交渉を妥結し、2016年2月1日には協定の内容が公表された。
 2018年10月17日、欧州委員会は、ベトナムEU自由貿易協定の正式調印(2018年末の見込み)の承認を得るべく欧州理事会に諮ることで一致、また、批准(2019年初)に向け欧州議会に上程することでも一致し、委員会の会合を終了した。
 これは、双方の政治、対外関係、交渉、協力、闘争の様々な努力を積極的に調整してきた、すべてのプロセスの結果であり、ベトナムとEUの全人民、ビジネス・コミュニティにとっての朗報である。
 2018年8月末現在、EU28か国中、24か国がベトナムに対し、2141案件、登録総額約241億7000万ドルの投資をしており、ベトナムに対する第5位の投資国・地域となっている(韓国、台湾(中国)、日本、シンガポールに次ぐ)。
 ベトナムに投資をしているEU加盟国の中で、投資額ではオランダがトップ(318案件、総投資額91億6000万ドル)、次いで、フランス(527案件、36億3000万ドル)、イギリス、ドイツと続く。

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( 翻訳者:広瀬ないる )
( 記事ID:4607 )