10月26日午前、継続中の第６回国会は、2018年の経済・社会発展計画と2016年－2020年計画の３年間の実施、2019年経済・社会発展計画について討論した。
　国会はまた、2016年－2020年の段階の５年間の経済基盤再構築計画の実施３年間の初期評価、少数民族地域と山岳地域の経済・社会発展支援政策の３年間の実施結果の評価、2016年－2020年段階の国家目標プログラムの投資方針を承認した2015年第13回国会100号決議の実施の評価を行った。
　多くの国会議員は、政府によるこれまでの経済・社会の運営や管理が、任期前半において国家が多くの困難を乗り越えるのを助け、建設的な結果を多く達成し、人民と国内企業、国際企業のコミュニティにおける信頼を強化したことを高く評価した。
　グエン・フー・カウ議員（ゲアン省）によると、2018年の経済・社会は多くの勝利をおさめ、政府の任期始めからこれまでのしっかりとし、細部に及ぶ、決然とした運営により、大きな発展をしるした。これで我々は２年連続で経済・社会に関するほとんどの指標を達成し、このうちの３分の２以上で打ち出された計画指標を超えることができた。
　任期前半を振り返ると、大きな公的債務、国内財政金融余地の枯渇、気候変動、頻繁な災害、不穏な社会心理、人民の信頼の一部脆弱化など、長年蓄積された多くの煩雑な困難や課題があった。一方で、開発投資や社会保障、国家の国防安全保障など資金の需要は非常に大きかった。
　「その時点では、私は多くの国会議員とともに極めて心配し、政府が早急にその困難を乗り超えることができるかどうかわからなかった。現在、成功の上に立って振り返ると、私たちは任期前半の目覚ましい発展の足取りに本当に感服します。これらの成果は、中央指導部の役割を筆頭に、政府の決然とした創造的な運営、全国の企業界と有権者の同調など、政治システム全体の努力奮闘によるもので、喜ばしいことです」とグエン・フ―・カウ議員は述べた。
　一方で、グエン・フー・カウ議員は、これまで多くのプロジェクトが投資資本の増加調整を行い、完成期間を延長し、国家資金の損失と世論の圧力を引き起こした状況についての有権者の不安を表明した。
　「任期前半、商工省管轄の12の案件は数兆ドンの赤字になったため多くの国会議員は激しく反対の声を上げたのに、現在までに交通運輸省管轄の案件でさらに赤字が発生した」とカウ議員は述べ、いくつかの例を挙げた。34兆ドン以上のダナン－クアンガイ間高速道路案件は、開通して料金を取り始めたばかりなのに数回の雨で破損した。カットリン－ハードン都市鉄道は、投資額を当初に比べて205.27％増加調整、2013年に完成・使用開始予定だったが、これまでに６年が過ぎてもまだ終わっていない。ホーチミン人民委員会が投資するベンタイン－スオイティエン都市鉄道は、当初の総投資額が170億ドンであるのに、追加で調整して470億ドン以上となり(272％の増加)、今年2018年末に完成・使用開始予定だったが、これまでに全工程のうち52％しか完成していない。
　「このように追加調整する状況、このような期間延長による損失と浪費は数えきれない。有権者は政府国会がこの間違いに対し厳しく対処する必要があると要求している」とグエン・フー・カウ議員は述べた。

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（ 翻訳者:小笠原倫生、千葉智洋 ）
（ 記事ID:4609 )