ベトナム外務省「中国はベトナムの主権を甚だ侵害している」
2018年11月08日付 VietnamPlus 紙
レ・ティ・トゥー・ハン外務報道官
レ・ティ・トゥー・ハン外務報道官

 11月8日午後、ハノイで行われた外務省定例会見において、レ・ティ・トゥー・ハン外務報道官は、先に中国が、南沙諸島(ベトナム語名:チュオンサ諸島)の複数の建造物における観測所の使用を開始したことに関する反応を求める記者からの質問を受けるかたちで、以下の通り主張した。
 「ベトナムは、南沙諸島と西沙諸島(ベトナム語名:ホアンサ諸島)の二諸島に対する主権が国際法に適合することを確認した、法的に十分な根拠と歴史的裏付けを十分有している。
中国が、違法に建設、改造した南沙諸島の建造物において観測所の使用を開始したことは、この諸島におけるベトナムの主権を甚だ侵害している。
 ベトナムは、中国に対し断固抗議するとともに、中国が直ちに上記の活動を中断すること、『越中間の海上問題の解決を指導するための基本原則に関する合意』と南シナ海行動宣言(DOC)を厳守すること、南シナ海情勢を複雑化させず、南シナ海の平和、安全、安定および南シナ海に関する行動規範(COC)の交渉に参加する各国の努力に影響を及ぼすことのないよう求めるものである」。

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( 翻訳者:片方明 )
( 記事ID:4620 )