在日ベトナム仏教信者会、第2期の人事を公表
2018年11月18日付 VietnamPlus 紙
在日ベトナム仏教信者会の人事発表会の光景
11月18日、日本の埼玉県本庄市にある大恩寺にて、在日ベトナム仏教信者会は第2期(任期 2018年から2023年)人事発表会を開いた。
式において協会は、ティック・タム・チー尼僧を会長、ティック・ニュー・タム尼僧を副会長とする25人の常任委員会を持つ 117人の執行委員会を承認した。
協会はベトナム仏教協会憲章やベトナムの法律、日本の法律に基づく協会定款を遵守しつつ在日ベトナム人コミュニティの修練や宗教・信仰生活を導く責任を負う。
式での発表によると、在日ベトナム仏教信者会の尼僧ティック・タム・チー会長は、これまで協会はコミュニティにおける信頼を築き、調和を強化し、日本で働く実習生や日本で学ぶや留学生の心の拠り所となるよう努めてきており、実質的な活動を通して、友邦日本にベトナムの国、人、仏教のイメージをもたらしてきた、と述べた。
2018年から2023年の任期のベトナム仏教協会長として、ティック・タム・チー尼僧はこう述べた。「おそらく大空を飛ぶ鳥のようにときには霧や風の中を飛んで疲れることもあるでしょう、ですが生活はいまだに悲惨で、人生の苦しみにはいまだに心が痛み、そこかしこで差し伸べられる手が必要とされ、生活に寄り添う温かい親愛をもたらすことが必要とされています。在日ベトナム仏教信者会は常に、コミュニティによって与えられた信頼に値する存在であり続けるでしょう」。
東日本大震災で被災した日本の人々やベトナム人コミュニティを支援するボランティア活動がきっかけで2011年から精力的に活動を始めた在日ベトナム仏教信者会は、2014年に正式に設立された。設立からの四年間で在日ベトナム仏教信者会はベトナム人コミュニティにとって実質的で意義のある、絆を深め助け合うための活動を多く行い、同時に越日友好関係の架け橋にもなってきた。
在日ベトナム仏教信者会は東京の日新窟、浜松の精新寺、埼玉の大恩寺、愛知県の福恵寺の四寺院との仏教活動の他に、日常的に慈善活動や文化交流、教育やコミュニティ活動を行なっている。
2011年、協会は東日本大震災で被災した84人のベトナム人コミュニティの人々や学生を救い、心のよりどころとなり、2016年には協会は日本南部の熊本県で発生した地震の被災者に対して 200万円の義援金を送ったほか、ハティン省で洪水被害に遭った人々に250万円の義援金を送った。特に2012年からこれまで協会は、日本で命を落としたベトナム人の成仏の祈りや火葬を行い、遺体や遺骨の移送などを80件ほど行っており、ベトナムのチュオンサ諸島、ホアンサ諸島の戦没者英雄鎮魂式やフォーラムを行ってきた。
まだ設立から四年しか経っていないが、慈悲と博愛、常に国・故郷を想い、民族と共に行動するという心をもって、在日ベトナム仏教信者会はコミュニティから大きな信頼を受ける組織となり、異国の地の人々の心の拠り所となっているのである。
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( 翻訳者:杉崎花恵 )
( 記事ID:4650 )