ベトナム消費者保護協会が正式に設立される
2018年11月29日付 VietnamPlus 紙
常任会の委員長に選出されたグエン・マイン・フン氏
11月29日、ハノイにおいてベトナム消費者保護協会の設立大会が行われた。協会は、消費者の権利保護法の規定に正しく従って、社会組織による消費者の権利保護の内容について法的に保障し、かつ充分に包括的に実施することを目的に、ベトナム人消費者基準・保護協会から切り離すかたちで設立された。
1999年に消費者権利保護法令、2010年に消費者の権利保護法が国会により制定された結果、法的根拠が作られたことは、9,500万人以上のベトナム人消費者のための権利保護に向けたすべての政治システムの決意を表したものであった。
法律が発効されて以降7年以上が経過し、ベトナムにおける消費者の権利保護業務は多くの成果を達成し、消費者の被害を激減させた。しかし、その成果はまだ消費者の期待を満たしていない。
新たなニーズを前に、消費者基準・保護協会による提案に基づき、2018年10月31日に商工省と科学技術省が合意した結果、内務省は、ベトナム人消費者基準・保護協会から切り離すかたちでベトナム消費者保護協会設立許可の決定を公布した。
大会では、ベトナム消費者保護協会の第一期執行委員会(2018年-2023年任期)として、78名の委員を採択した。このなかで、グエン・マイン・フン氏が常任会の委員長に選出された。
協会には、全国各地方省のあらゆるところにいる会員から成る61の各地方・組織協会により構成されている。活動の趣旨として、本会は各組織、個人が自発的に設立するものであり、法律の規定に従って消費者の権利保護活動のため結集し、団結して、国の経済、社会の発展に貢献することを目指すとしている。
組織の役割として、協会は、国家関係機関およびその他部門に対し、消費者の権利保護業務に参加するよう、会員や消費者に積極的に働きかけていく予定である。
大会において、ベトナム消費者保護協会常任会のグエン・マン・フン委員長は、協会として、消費者の正当な権利を守ることが我々の行動方針であり、消費者の側に立つ、消費者からの信頼に値する存在になるよう尽力すると強調した。
協会はまた、消費者の権利保護および企業の権利保護に向け、健全ではない違法なビジネスと闘い、正しい企業と協力する構えである。
「党と国家の国際統合および民間外交の方針を実施すべく、協会としては、経験を共有し、地域と世界の消費者保護運動に貢献するため、国際協力を推進していく」とフン委員長は語った。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:西村一葉、林弘晃 )
( 記事ID:4653 )