ビナサン が グラブを訴える:双方が唐突にともに和解を提案
2018年11月30日付 VietnamPlus 紙
公判の様子
11月 30日、ホーチミン市人民裁判所は、原告がベトナムアインズオン株式会社(Vinasun)で、被告が グラブ有限責任会社(Grab)である「契約外の〔業務を行ったことをめぐる〕損害賠償紛争」事件の第一審の審理を続けた。
これは5回目の法廷審理で、これまで4回公判が開かれたが、裁判合議体〔裁判官による合議体〕は一時的に裁判での審理を停止していた。この事件については、これまで裁判が一度一時停止し、2度延期した。 今朝(11月30日)の裁判で、注目すべき事情は、両者の代表が裁判所に和解を希望する提案したことである。 裁判合議体によると、これは前向きな兆しであるが、規定によると、現在裁判が行われているため、裁判官は責任を持って和解を進行させることができない。
法律の規定では、もし審理の準備期間に和解ができるのであれば、裁判官は和解を進められるという。
裁判合議体が尋問に戻った時、ビナサン社とグラブ社の双方の代表者が、双方が互いに話し合いの席に着き、和解案を提示できるよう、裁判を一時停止することを提案した。
会合して意見を交わした後、双方の提案に従って裁判合議体は裁判を一時停止した。一時停止期間は1カ月以内で、スケジュールは後日通知される。
これに先だち、初期の訴状によると、ビナサンの代表者は、グラブに損害賠償を求める考え方は維持しており、クーロン社の鑑定結果と説明文書〔の内容〕に完全に同意しているという。
ビナサンは、グラブはタクシー運輸経営企業であり、第24プロジェクトのように技術経営事業ではないことを確認する充分な証拠がある、と考えている。
ビナサンは、まさにグラブのタクシー市場への侵入、無節操に行われるキャンペーンなどが、顧客にグラブのサービスを使用するようにシフトさせ、ビナサンに損害を与えたため、グラブに対し412億ドン[日本円でおよそ2億円に相当]あまりの賠償を求めていることを確認した。
反対に、グラブの委任代理人は、「クーロン社の鑑定の結論は、ビナサンの損害に対するグラブの行為との間の因果関係が証明されていないため、裁判の停止を求めた」としている。
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( 翻訳者:福原百那 )
( 記事ID:4674 )