JICA、優れた一個人と四団体を表彰
2018年12月13日付 VietnamPlus 紙
ベトナムでのワクチン生産プロジェクトと紙幣印刷用インキの生産プロジェクトに所属していた1個人と4団体への授賞
12月13日に、ハノイでベトナムの各団体に対する2018年JICA(日本国際協力機構)理事長賞の表彰式が行われた。
今年の賞はベトナムでのワクチン生産プロジェクトと紙幣印刷用インキの生産プロジェクトに所属していた1個人と4団体に贈られた。
日本の各団体に対する表彰式は2018年10月に日本で開かれた。
JICA理事長賞は、ワクチン医療品生産研究センター(Polyvac-医療省)と、技術移転を行った北里第一三共ワクチン株式会社(日本)に贈られた。また技術者でプロジェクト・コーディネーターを務めた石川修三サクラグローバルソリューションズ社長にも贈られた。理由は工場の設計・建設過程での貢献と、技術移転過程での橋渡し役としての貢献のためである。
JICAのプロジェクトの枠組みの中で世界保健機関(WHO)のサポートも受け、ベトナムは麻疹ワクチン、麻疹-風疹混合ワクチンの生産工程を作り上げ、安全で国際基準を満たした高品質のワクチン生産に成功した。そのため、市場の需要に安定して調達できるようになった。
日越間のワクチン生産での協力は、麻疹ワクチン生産工場建設の無償援助プロジェクトにより2002年から始まった。その後、2つの技術協力プロジェクトがあった。一つは麻疹ワクチンの生産能力を高めるプロジェクト(2006-2010)で、もう一つは麻疹-風疹混合ワクチンの生産能力を高めるプロジェクト(2013‐2018)である。
このプロジェクトの他に、JICAは「紙幣印刷用インキの生産におけるベトナム国家銀行の能力の向上」プロジェクトのパートナーたちに向け、JICA理事長賞の授与を決めた。
それは日本の国立印刷工場であり、研究開発、紙幣印刷用インキの生産、ベトナム国家銀行に所属しているベトナム国家紙幣印刷工場においてベトナムが能力を向上させるのを支援した。このプロジェクトのパートナーたちの偉大な功績を認め称えた。
紙幣印刷用インキ生産プロジェクトは、ベトナムがもともと輸入インクに頼らざるをえなかった中、ベトナムが自力でインキを生産することを支援することが目的である。プロジェクトは、自力での紙幣印刷用インキ生産、試験規模でのオフセットインク生産を目指す総合基本計画を構築するという目標を打ち出した。
越日双方の情熱と創意工夫で、たったの3年で、プロジェクトは初期目標を大きく越えて、大規模な生産でのインクの調合技術を確立するという偉大な成果を達成した。
これは、日本国際協力機構(JICA)が毎年国際協力活動を通して発展途上国の社会、経済の発展に貢献のあった団体や個人に授与している賞である。
2018年、栄誉のある35人の個人と、14の集団がこの賞を受けた。
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( 翻訳者:福原百那 )
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