ゴミ処理において日本の技術を優先して使用
2019年01月10日付 VietnamPlus 紙
グエン・ドゥック・チュン・ハノイ市人民委員会主席は勝俣孝明環境政務官と会談し、ハノイでの廃棄物処理と環境汚染の協力についての問題を意見交換した
1月10日、ハノイ市人民委員会主席のグエン・ドゥック・チュン氏は、環境汚染処理、排水・廃棄物処理とハノイでのゴミ焼却発電施設の建設の支援について検討・意見交換をするために訪れている日本の環境省政務官の勝俣孝明氏を迎えた。
会談の場で、日本環境政務官は来週、日本環境省はベトナム天然資源環境省と合同で「日本・ベトナム環境ウィーク」を開催すると述べた。
環境ウィークでは、ベトナムにおける日本の燃料技術の紹介や環境問題に関心のある各国企業の投資促進・マッチングを目的として、多くのセミナーや会談が開催される。
勝俣孝明氏はさらに、ベトナム天然資源環境省は現在、廃棄物の管理と処理において日本との連携を強化していると明かした。
「日本・ベトナム環境ウィーク」の枠組みで、双方の関係者で廃棄物管理処理委員会が設立される見通しが立っている。これまでに、日本環境省とハノイ市は積極的に協力を行ってきた。そのため、環境ウィークでは双方の協力活動事業の紹介も行われる。
日本環境省が環境汚染処理協力においてハノイ市と共に歩み支援してきたことに謝意を表し、ハノイ市人民委員会主席のグエン・ドゥック・チュン氏は、ハノイ市が2017年5月にナムソン合同廃棄物処理場(ソクソン県)にてベトナム初のゴミ焼却発電施設を稼働させたことを伝えた。
この施設は日本の先進ゴミ焼却発電技術を使用しており、処理量は1日75トンである。また、都市の生活廃棄物全般は現在も埋立で処分している。
ハノイ市人民委員会主席は、ゴミ・排水処理と環境汚染は、現在市が解決に注力している大きな課題であると強調した。
日本環境省の助力のもと、ハノイ市人民委員会主席は東京にある杉並清掃工場を訪問した。
感心と信頼の念を以って、ハノイ市は今後の廃棄物処理場建設事業において日本の技術を優先して使用する。
廃棄物・排水処理と環境汚染削減という目標を完遂するため、ハノイ市は日本環境省のより積極的な助力を受けられることを望んでいる。
ハノイ市は、日本環境省が困難や障壁だとして協議・提示する問題の解決に対して前向きに協力、連携するとした。
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( 翻訳者:嘉田浩 )
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