国家開発企画庁長官 「大統領がジャワ島外への首都移転に賛成」
2019年04月29日付 Kompas 紙
2017年6月、ボゴール宮殿で閣僚会議を行うジョコ大統領
2017年6月、ボゴール宮殿で閣僚会議を行うジョコ大統領

ジャカルタ、kompas.com配信

ジョコ・ウィドド大統領は首都をジャワ島外へ移転することを決定した。
この決定は去る4月29日、大統領官邸大統領執務室での首都移転に関する関係閣僚会議においてジョコ大統領によって下された。

国家開発企画庁のバンバン・ブロジョネゴロ長官によると、会議冒頭でジョコ大統領に提示された案は3とおりであった。

1つ目の案は、首都はジャカルタのままであるが、大統領官邸とモナス(独立記念塔)の周辺地域を行政官庁や省庁、各組織のための特別区域にするというものである。
その結果、全ての官庁が1つの場所に集まるため、政府の調整作業の効率があがる。

2つ目の案は、行政の中枢はジャカルタ外に移転するが、同州から半径約50~70km以内に留まるというものだ。

3つ目の案は、首都をジャワ島外、とりわけインドネシア東部に移転させるというものである。


「先の会議において、大統領は3つ目の案すなわち首都をジャワ島外に移すことを選んだ。これはおそらく今日下された重要な決定の一つであろう」とバンバン長官は述べた。

バンバン長官よると、ジョコウィ大統領の決断はインドネシアがジャワ中心にならないように考慮した上でなされたものだという。いつか経済成長が全域に広がることが期待されている。

そうした状況に関わらず、政府はどの地域が新たな首都として選ばれるのか未だ決めていない。バンバン長官は、移転先を決めるためにはまだ長期的な審議が必要であると話す。

「そしてもちろんその審議は、技術面や設計面に関して議論を詰め、都市自体のマスタープランについても検討する予定である次の関係者会議で続けられる」とバンバン長官は述べた。

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( 翻訳者:岸野彩花 )
( 記事ID:4755 )