ベトナムの若者、日本での生活体験をシェア
2019年04月21日付 VietnamPlus 紙
会議で家族とキャリアライフのバランスをとる経験をシェアーするゲストたち
4月21日、日本で暮らし、勉強し、働く150人近くの若いベトナム人が東京で開催された会議「Happy Mom Conference - 私は幸せなママでいることを選びました」に出席した。
この会議は、東京ベトナム語学校(TVS)の運営委員会と共同で、Vietnamese Professionals in Japan(VPJ)によって開催された。
出産から育児、そして仕事と日本での生活の中で多くの困難を経験し、その後、家庭生活とキャリアのバランスを計り最終的に幸せな人生を送っているベトナム人女性らがゲストとして招かれた。
VPJ運営委員会のメンバーであるブイ・トゥー・クエン氏は、日本でベトナム人カップルが家族生活や仕事、子育てに関する有益な経験や情報を共有する場を作ることを目的としてこのワークショップを開催したと述べた。
さらに、VPJはこのイベントを通して、日本に暮らすベトナム人家族同士を繋げたいとしている。
クイン氏は、「運営委員会は、このプログラムが日本のベトナム人コミュニティの結束を強化し、将来的には、ますます多くのベトナム人が成功することを願っている」と述べた。
セミナーでは「日本での育児経験」「家族とキャリアライフのバランスをとる方法」「子供たちに母語を学ばせ、また民族の文化の伝統を守り伝えるために何をすべきか」「よく子育てをしながら、自分の望む仕事をするにはどうすればいいか」などのテーマについて、多くの若者が興味を持っている日本での出産や子育てにおける困難に関する有益な情報をゲストが共有した。
東京ベトナム語学校(TVS)で働いているベトナム人のダオ・クイン・アインさんは、日本で1年生になったばかりの子供がいると話した。これまで、彼女は仕事と子育てのバランスをとることにおいて多くの困難を抱えてきた。このセミナーを通して、彼女はこれら2つの問題のバランスをとるのに役立つ多くの経験を学んだ。
会議の傍ら、VPJは中古だがまだ使用価値の高い物をベトナム人の家族同士で贈ったり交換するなど、日本のベトナム人家族をつなぐのに役立つ多くの有益なアクティビティを組織した。
VPJは、日本で働いていた、または働いている若いベトナム人知識人を集める非営利団体である。「日出づる国」でベトナム人コミュニティを繋ぐことを目的として設立されたVPJは、コミュニティ内でキャリア開発のための経験と機会を共有するための架け橋である。
VPJの創設メンバーであるター・ヴィエット・フオン氏は、Happy Mom Conferenceのほか、キャリア開発ワークショップや「ベトプロトーク:日本でのベトナムの夢」トークショー、技術と情報技術に関する東京ベトテックデーセミナーなど、日本のベトナム人コミュニティに役立つ有益な活動を多く実施していると語った。
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( 翻訳者:高橋和佳子 )
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