ベトナム―中国の貿易関係は新たに多くの進展を示す
2019年04月24日付 VietnamPlus 紙
輸出するドライ製品の包装
越中間の経済・貿易関係は常に前向きに発展し、また新たな進展を遂げている。
二国間の貿易取引総額が連続して増加し続けていることに加え、ベトナムは引き続き中国の企業にとって魅力的な投資先となっている。
商工省アジア・アフリカ局レー・ホアン・オアイン局長は、ここ数年間、ベトナムと中国は共にダイナミックに発展し、その急速な発展のスピードを維持していると述べた。
また、双方が包括的戦略的パートナーシップの構築とともに、両国の指導者による常時の相互訪問の実施は、良好かつ安定した政治的協力関係の環境を作り出し、二国間貿易の発展のための原動力と重要な基盤を創出することに貢献した。
2004年から現在まで、二国間の貿易額は強力な発展スピードを維持しているなど、中国は何年も連続してベトナムにとって最大の貿易相手国となっている。現在、ベトナムにとって中国は、アメリカに次ぐ2番目の輸出市場である。
ベトナムはまた、中国にとってASEANの中で最大、世界の中で第8番目の貿易相手国であり、中国にとって世界5位の輸出国、世界9位の輸入国となっている。
それに加え、双方が二国間の経済・貿易協力スキームを常に維持していることによって、貿易関係に存在する問題の迅速な解決につながり、二国間の貿易・経済協力関係はバランス良く持続的な方向で安定的に発展している。
文化や消費の習慣などが互いに似通っていることのほかにも、越中間の貿易の発展には地理的に優位であるという理由がある。それに加えて中国は世界一の人口規模を有し、現在ではその内の4億人以上が中流階級に属しているため消費ニーズも大きく、ベトナムも含む世界中の国々から輸出市場として注目を集めている。
商工省によると、2018年の越中間における貿易総額は1070億米ドル近くに達しており、2017年に比べ13.5%増加している。また、その中でベトナムの輸出総額は約410億米ドルに達し、17%近く増加している。輸入に関しては650億米ドル以上に及び、12%増加している。
輸出に関して、中国はベトナムにとって農産物や水産物の主な輸入市場である。輸入に関しても、中国はベトナムにとって生産や輸出に対するサービスをはじめとする多くの原料の供給市場である。
商工省によると2019年の当初2か月間は、中国の貿易相手国に対する輸出入総額の減少によって世界中に影響が及んだ。ベトナムもその影響を被った。
また長期に渡る正月休暇により、ベトナムと中国はともに企業の生産活動を一時的に停止せざるを得なかった。しかしこの休暇が終わり、3月以降、二国間貿易は回復の兆しを見せている。
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( 翻訳者:岩重綾乃 )
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