米海軍の艦船によるチュオンサ諸島航行に対するベトナム側の反応
2019年05月09日付 VietnamPlus 紙
記者会見を仕切るレ・ティ・トゥー・ハン外務省報道官
記者会見を仕切るレ・ティ・トゥー・ハン外務省報道官

 5月9日午後、外務省定例記者会見において、外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は、記者が関心を有するいくつかの質問に回答を行った。
 このうち、2隻の米海軍の艦船がベトナムのチュオンサ(訳注:中国語名は南沙、英語名はスプラトリー)諸島に属するガベン礁(中国語名は南薰礁、英語名はGaven Reefs)とガックマー礁(中国語名は赤瓜礁、英語名は:Johnson South Reef)の12海里区域に入ったことに関する記者からの質問に答えて、ハン報道官は、「ベトナムは、国際法の規定に基づいて、ホアンサ(訳注:中国語名は西沙、英語名はパラセル)とチュオンサ諸島に対する自国の主権を認めるのに十分な法的根拠と歴史的証拠を有している」と主張した。
 南シナ海の境界に位置する国の一つとして、また1982年の海洋法に関する国連条約の加盟国として、ベトナムは、国際法の規定、とりわけ1982年の海洋法に関する国連条約に見合うかたちで、全ての国が航行と航空の自由を享受できると考える。
 ベトナムは、各国に対し、地域の平和と安定の維持に向け引き続き積極的に実質的に貢献し、法的義務を果たしこれを尊重し、各海域と海洋に関する法律を重んじるよう求める。

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( 翻訳者:新里フランコ )
( 記事ID:4801 )