マンダレー 5月15日
マンダレー管区モーゴゥ郡の基礎教育機関(訳者注:日本の小・中・高校にあたる)で正規教科として教えられているリス民族文学を、昨年よりもさらに6校追加した形で拡充して教えることが承認される旨をマンダレー管区リス民族文学文化協会が明らかにした。
「リス文学教育が行われることが年々増えてきているのは目に見えてわかるし、リス文学を教える教師が増えてきているように、それを学ぶ学生も間違いなく増えてきている」とマンダレー管区リス民族文学文化協会会長ウー・グワァシーヤ氏は言う。
上記の委員会が明らかにしたモーゴゥ郡の基礎教育機関におけるリス文学教育の現状としては、2018年度は34校において102名の教員がリス民族文学の授業を受け持っており、7042名の学生が受講。2019年度は40校において115名の教員がリス文学の授業を受け持ち、7000名の学生が受講することで認可が下りているといった状況だ。
「基礎教育機関におけるリス文学教育はGrade1、Grade2、Grade3のように段階を分けて行っている。リス文学教育を行うにあたり、平常点での成績評価に加え二回にわたる定期試験も行っている。補助教材が充実すれば、リス文学教育はより一層うまくいくだろう」とモーゴゥ郡ミンダター第31小学校の女性教員であるドー・メーズンウー氏は述べた。
マンダレー管区ピンウールイン県モーゴゥ郡の基礎教育機関における民族教育の一環としてリス民族文学を教えている教員らに対し、教育省が企画した講習会を今年の5月12日から24日まで開催し、25日に修了式を行った。
リス民族の文字文学は、1918年に英国の宣教師J.O.フレイザー、ウー・バドーらによりローマ字に基づいた文字が創り出されたことから始まり、ヤンゴン英領政府時代1922年の7月15日に公式に承認され、1923年には世界の文字文学の仲間入りを果たした。
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( 翻訳者:山本哲史 )
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