韓国にいるベトナム人労働者に期限通り帰国するよう働きかける
2019年05月12日付 VietnamPlus 紙
写真キャプション:スピーチを行うグエン・ニュー・トゥアン在韓ベトナム人労働者管理委員長
韓国のベトナム通信社記者によると、5月12日午後、韓国北部の安山市外国人支援センターでは面会、交流、法律カウンセリングやベトナム人を期限通りに帰国させるための働きかけが行われた。
在韓ベトナム人労働者管理委員会とEPSプログラムに従った在韓ベトナム人労働者管理事務所の安山市外国人支援センターとの連携によるこの会に、現地で働く何百人ものベトナム労働者が集まった。
在韓ベトナム人労働者管理委員長であるグエン・ニュー・トゥアン氏は交流会でのスピーチで、韓国労働市場についてその重要さと共に、ベトナム人労働者を受け入れる各国の中で最も高給であること、就業期限が長いこと、契約後に仕事に戻る機会があること、仕事環境が比較的良いこと、多くのことを学べること、といった魅力を明示した。
しかしグエン・ニュー・トゥアン氏によると、現在、就業契約後も在留するベトナム人の割合は高く(基本的に30パーセント以上)、このことが今後韓国がベトナム人労働者を引き続き受け入れるかの決定に影響を与えることになる。
韓国の不法滞在労働者が遭遇するであろう困難を分析し、グエン・ニュー・トゥアン氏は自身と友人、身内の利益のためにも期限通りに帰国するよう在韓ベトナム人労働者に呼びかけた。また、完全に帰国した労働者も良い仕事に就くことができること、韓国に戻ることやベトナムにある韓国企業で働くこともできることを強調した。
この機会に、EPS事務所もベトナム人労働者に向けて韓国で生活し働く間や帰国時に権利が守られるための手続きについて、必要で有益な情報を提供した。
在韓ベトナム人労働者は、新しい生活・仕事環境に早く溶け込めると評価されており、労働者を用いる企業や関連機関は、ベトナム人労働者を勤勉で賢く、努力家で手腕があり、国の人材不足への対応や社会経済発展事業に貢献するとして積極的に評価している。
過去何年にもわたる労働者の派遣と受け入れは、ベトナムと韓国の戦略的パートナー協力関係の重要な一分野である。
1992年から両国は実習生プログラムの実施で協力し、2004年からは雇用許可制に従ったベトナム人労働者の渡航就業プログラム(略称EPSプログラム)を実施している。
外国労働管理局の資料によると、これまでにべトナム労働傷病兵社会省と韓国雇用労働部の協力枠組みのもと、延べ10万人以上のベトナム人労働者がキムチの国へ渡って働いている。
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( 翻訳者:伊藤千恵美 )
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