ベトナムはアメリカとの包括的パートナーシップ関係を重視する
2019年05月13日付 VietnamPlus 紙
アメリカのスティーブン・ムニューシン財務長官と電話会談するヴオン・ディン・フエ副首相
ヴオン・ディン・フエ副首相は、ベトナム政府は引き続き投資環境を改善し、米国企業のベトナムでの投資や経営に有利な条件を整えていく考えであることを確認した。
5月13日午後、ヴオン・ディン・フエ副首相は政府本部で、アメリカのスティーブン・ムニューシン財務長官と電話会談した。
電話会談でヴオン・ディン・フエ副首相は、ベトナムはアメリカとの包括的パートナーシップ関係を重視していると確認するとともに、これまでの二国間関係の積極的な発展、特に経済・ビジネス協力の発展に喜びの意を表明した。2018年の二国間貿易の往復の取引額は600憶米ドル以上に達し、そのうち米国の輸出は120億米ドルで、2017年比36%以上の増加だった。これにより、ベトナムは米国の最も急成長している輸出市場の1つとなった。
ヴオン・ディン・フエ副首相は、ベトナム政府は引き続き投資環境を改善し、米国企業のベトナムでの投資や経営に有利な条件を整えていく考えであることを確認した。また、自動車の輸入、サイバー・セキュリティ、電子決済、金融・通貨など米国側が具体的な関心を示している問題に積極的に対処するようベトナムの関係省庁を引き続き指示していくことを確認した。
スティーブン・ムニューシン財務長官は、両国のこれまでの経済・ビジネス関係の発展を高く評価するとともに、アメリカ側が関心を持つ問題に対し、ベトナム政府が関心を示し、条件を整え、その処理を推進してきたことを高く評価した。また、米朝首脳会談でトランプ大統領がベトナムを訪問した際に、210億米ドル以上の経済協力合意文書が調印されたことを歓迎した。
ムニューシン財務長官は、両国が経済、ビジネス、投資の協力を引き続き推進していくよう期待した。また、ベトナムが金融、通貨の分野でのベトナムの考え方をアメリカ側に情報提供してきたことを高く評価するとともに、ベトナムに対し、引き続き同問題でアメリカ側と協議するよう求めた。
電話会談の終わりに、双方は、金融、通貨、経済、ビジネス、投資の協力をさらに強化し、それにより、2020年のベトナムとアメリカの外交関係樹立25年記念に向けた二国間関係の維持、推進に重要な貢献をしていくことで合意した。
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( 翻訳者:高橋和佳子 )
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