約15〜20%の人々が、個人乗用車から都市鉄道に乗り替えるだろう
2019年05月23日付 VietnamPlus 紙
まだ商業運行段階に入れないカットリンーハドン間都市鉄道プロジェクト
都市鉄道の2A号線(カットリン-ハドン間)が開通し、運行を開始すれば、主にこの線沿いの生活者を含むおよそ15〜20%の人々が、個人乗用車から都市鉄道2A号線の利用に乗り替えると、交通運輸局は予測する。
バスのネットワークを調整する3つのシナリオ
このほど、交通運輸局は、ハノイ市人民委員会に対し、バス公共交通機関と都市鉄道2A号線との間の利用客を連結させ、移動させる案を報告した。本案では、バス路線のネットワークと上記の都市鉄道路線を調整する3つのシナリオが示された。
具体的には、第1のシナリオ(運行開始当初15日間の無料化)として、案のように各バス路線を開拓する一方で、開拓の指標は、運行開始当初に行う無料の試験運用期間中、乗客の往来に支障を来さぬよう、現状のままとする。
第2のシナリオとして、無料の試験運行の後、カットリン-ハドン都市鉄道のルートにある4つのバス路線(02番線、21番線、27番線、33線番線)について、ターミナル駅における連結を向上させるようバス路線を調整し、都市鉄道2A号線のルートと並行して繋がる20のバス路線は維持する。
注目すべきは、ハノイ市交通運輸局が、商業運行開始後の3カ月間に、電車が2時間以上運行を停止するといった事故発生時における第3のシナリオを示したことである。このシナリオでは、ハノイ市は、商業運行開始後の3カ月間に第2のシナリオにおいて調整された案に基づき、各バス路線を運用する予定である。同時に、駅での利用客の混雑を解消するため、電車の本数を増加させる。
運行開始後3カ月の間に電車が2時間停止する事故が発生した場合、ハノイ市は、電車が通常運転に戻るまで、利用客の混雑解消のため、三線を旧ルート上で運行し(水平)、一線(垂直ルート)を調整されたルート上で運行することを原則として、水平ルート沿い運行している02号線、27号線、21号線のバス路線(グエン・チャイ大路の交差点からイェン・ギアまでの縦のルート)を部分的に調整する予定である。
他方で、交通運輸局は、都市鉄道カットリン-ハドン間ルート上の9つのバス停留所を移動させ、17の停留所を追加する。平均で400mの間隔に置かれた計65個の停留所(2方向)を有する全ルートに再編成した後、2A号都市鉄道線と連結するバス路線の数を増加(7ルート増)させる。
バス、タクシー、Grabは減少するだろう
交通運輸局の指導部は、連結ネットワークの調整により、公共交通機関の輸送能力が向上し、このうちルートのメイン部分(イェン・ギア停留所から交差点まで)は、従来と比べ3~4倍強化し、ルート上で人々が往来する総需要のおよそ50パーセントに対応できる十分な能力がある。
とくに、都市鉄道2A号線に伴いバスシステムの輸送能力は、1日に31万3,000~34万4,000人の利用客を輸送する能力があり(1日に約14万人の乗客をターミナル駅につなげ、約20万3,000人の利用客を水平線で連結する)、都市鉄道2A号線の対応能力、最大混雑解消能力を保証している。
「運行しているバス本数は減らす方向で調整され、現在のバス利用客は都市鉄道2A号線の利用へと移っていくだろう。とりわけ、グエン・チャイ-クアン・チュン-チャン・フー(ハドン)におけるバス渋滞は30~45%減少する」と交通運輸局指導部は述べている。
加えて、利用客の公共交通機関へのアクセスは、運行スピードの改善、交通渋滞のリスク低下により到着の遅れや運休の問題に対処できるようになれば、より利便性が増すだろうと交通運輸局は強調している。
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( 翻訳者:新里フランコ )
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